はま寿司の折り詰めをかっぱ寿司に持って行ってはいけませんね。
働き方改革について私は否定的です。
同一労働同一賃金に抵抗はありませんが、闇雲に労働時間の短縮には疑問です。
働いて報酬を得るにはそれなりに仕事内容の習得が必要です。
職種によっても違うでしょうが・・・一定期間の研修を受ければ、
それで一人前になれるような甘い仕事などありません。
労働による正当な対価を得るには、それなりに生産性を上げねばなりません。
生産性を上げられるようになるには、時間を惜しんで学ぶ必要があります。
企業はその意欲がない人を雇い続けることはできません。
昨今では、これも働き方改革の一環なのでしょうか・・・副業を奨励しています。
労働時間の短縮を指導しながら、もう一方では余った時間を他で働いても良いことを
制度化するのです。さらには週休3日も奨励しています。こんな馬鹿げたことはありませんね。
余暇は自分磨きでスキルを上げなさいとか、親や祖父母の介護に使いなさいとも。
私に言わせれば・・・余計なお世話だと言わねばなりません・・・
女工哀史の時代じゃあるまいし。過重労働などさせれば、直ぐに辞めてしまいます。
今更、ことさらに労働時間を訴える必要など無いと思います。
副業を許可する話ですが・・・肝心なことが抜け落ちています。
それは秘密保持についてです。
同業他社で副業を始めれば、必然的に本業の情報が漏れる可能性があります。
そのチェック機能もないまま、副業を認めるとなると、それは余りにも無謀です。
また副業とは違いますが、最近増えているヘッドハンティングも同様な問題が起こります。
驚きですが・・・回転ずし「はま寿司」の元役員が、「かっぱ寿司」に転職。
役員です。労働時間の問題ではなさそうです。当然ヘッドハンティングなのでしょうねぇ。
その際、はま寿しの営業機密を持ちだしたとして、警視庁はかっぱ寿司の社長を逮捕しました。
これって出来レースですよねぇ。
転職して、かっぱ社の顧問。そして社長に昇格するのです。
あらかじめ、機密情報を持ち出すことを条件にかっぱ寿司が引き抜いたってことでしょう。
警視庁は法人としてのかっぱ社が盗みだされたデータを社内で共有して
自社の商品と比較して活用した疑いがあるとして書類送検しました。
真相は司直の手で解明されるでしょうが・・
スシローのおとり広告事件が起こったばかりです。
回転寿司業界のイメージダウンは免れません。
役員の逮捕です。経営責任は重いモノがあります。
働き方改革とは少し性格が違いますが、でも、労働時間を短縮させ、
週休三日を唱え、働くな働くなと政府は音頭をとりながら、一方では副業を奨励する矛盾。
その矛盾に倫理観の欠如があるのでは・・・そんな風に思うのが私だけでしょうか。
本業の機密情報を持ち出して、副業で優遇されるなんて。。。
おぞましい時代になったものです。企業安全保障・食の安全保障は外国の
倫理観のなさとの戦いだと思っていましたら、足元の問題なのですね。Goto
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