米国テック企業が危機に晒されています・・
さて、GAFAに象徴される米国IT企業大手が揺れています。
ツィターが電気自動車メーカーテスラの創業者マスク氏に買収されました。
マスク流の荒療治・・・役員は全員解任・従業員の半数を問答無用で解雇です。
それで驚いていたら・・・今度は旧フェイスブックのメタが全従業員の13%にあたる
1万1000人超を解雇すると発表しました。残るグーグルも人員削減の噂です。
これって一体どうなっているのでしょうか?
メタの場合・・・理由は米国景気の後退懸念による広告収入の伸び悩みや
注力するインターネット上の仮想空間「メタバース」の不振が要因だと言われています。
エッって思いませんか?米国の景気が悪いなんて誰が言っているのでしょうか。
米国は世界経済の中枢です。現状では決して景気が悪いなんてことはありません。
広告収入が落ち込んだのは、メタの事業が行き詰まったからです。
最高経営者は「私は過ちを犯した。責任を取る」と謝罪しましたが・・・
20代で莫大な金を手にした・・・ITの旗手です。過ちを犯したのではありません。
時代の潮目が変わったのです。コロナ禍の巣篭もり需要を見越した投資が業績悪化を招いたの
分析もありますが・・・アマゾンもツイッター社もめちゃめちゃに人をぶった斬っています。
急に登った高い山は急激に谷底に落ちます。
時代の潮流に乗った企業です。時代が見放したのですから・・
もはや立ち直ることは不可能だと思います。
メタもツィッターも所詮はアプリの企業です。根本の検索エンジンはYahoo!でありGoogleです。
アプリは日進月歩・・・新たなアプリが登場すれば終わりです。
私は思うのです。景気が翳れば。調子が悪くなれば。安易に人を切る・・それも何万人も。
それが米国流の経営だとするならば・・・そんな経営は御免です。
でも本当の経営は米国流であろうと、日本流であろうと、人を大切にしない企業は
社会から弾き出されます。メタも経営陣の総入れ替えが必要なのではないでしょうか。
IT企業のことをテック企業と申します。
一斉を風靡した米国テック企業の凋落が何を意味するのか・・・
プライバシー規制・中国発のアプリの台頭・・そして企業の広告予算の絞り込み・・
テック企業の近未来に注視したいと思います。
ひょっとしたら・・2周も3周も遅れていると言われる日本のテック企業にも
ビッグチャンスが生まれるかも。人を大切にすればですが・・・Goto
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