広告業界の盟主が守銭奴であって良いのか・・・恥ずかしい。
ブログに書きたくない話題です。でもやはり書かねばなりませんね。
ですから・・・誤解を恐れずに書きます。なんのことか・・・9日の朝刊各紙が一斉に
一面トップで扱った、東京オリ・パラを巡る談合事件のことです。
これだけの大ニュースです。ご存知ない方はいないと思います。
事件をひと言で申しますと、日本で国家的なイベントを取り仕切れるのは・・・
広告代理店・最大手電通しかない。ですから、電通は談合であろうが、
贈収賄であろうが・・・五輪を円滑に進めるなら、何でもありと奢ったのです。
その電通に頼ったのが、組織委員会で大会の中核を担った元次長です。
そして実務を取り仕切ったのは組織委に出向した電通社員。
組織委は・・・テスト大会をどの業者に担わせるかの一覧表を電通と制作し、
それが談合の証拠となったようです。
テスト大会は26競技を9社が落札、5億4千万円でしたが・・・
落札企業は、テスト大会の実施運営を契約すれば本大会の運営業務も随意契約で
請け負うことができるよう明記されています。事業規模は400億円に上りました。
これを出来レースと言わずしてなんというのでしょうか。
特捜部が逮捕したのは4人。件の組織委・次長。電通・スポーツ局局長補。
イベント会社「セレスポ」の専務。番組制作会社「フジクリエイティブコーポレーション」
専務・・・この不正競争入札に関わったのは9社です。
逮捕された組織委の次長は、大会が終わると、イベント会社「セレスポ」に天下っています。
その斡旋をしたのも、電通だと言われています。うまい汁を吸った見返りなのでしょう。
あまりにもお手盛り、身勝手、この費用が公金であることなど全く頭にない。
実に悪どいやり方です。その大半が日本で名だたる広告代理店大手です。
この事件がどのような結末になるかは、裁判の成り行きを見つめるしかないが、
広告代理店の最大手・電通の営利主義が生んだ事件です。それに群がった他の広告代理店、
彼らには、広告代理業の矜持はないのか・・・理念や社会性はないのか。
私は恐れます。広告代理店とは格も悍ましい職種であるのか・・・
そんなところへは就職できないと、若い人たちが思慮としたならば。
電通は万死に値するのではないか・・・同業者の端くれとして、恥ずかしい。Goto
コメント