NIKKEI RAP LIVE

社会への思いを、こんな表現の仕方もあるのですね。
写真をご覧下さい。真っ黒で汚い紙面ですね。一目でわかるのが広告だとすれば・・
日経の愛読者を自認する高齢者ですが・・・何の広告なのかわかりませんでした。
どうも・・・NIKKEI新聞が主催した言論大会のようです。
タイトルは「NIKKEI RAP LIVE VOICE」
社会やビジネスシーンに対して思うことや訴えたいこと、日常で感じることを
ラップで募集し、現代の人々が感じているリアルな思いや出来事を社会に発信する
プロジェクト。約500人の応募があり12人が決勝に進出、決勝大会が行われ。
その模様が、紙面化されています。
高齢者からすると、RAPとは何かを知る必要があります。
音楽の一種、歌唱法です。要素は「内容」(何が問われているか)「フロウ」(リズム・韻)
「話し方」(終止・声調)が含まれます。起源は西アフリカのグリオの伝統から。ヒップ
ホップ文化より先立っています。「口頭伝承者」や「賛歌歌手」この技術を使用していました。
英語ではRAPのことをrhyming(ライミング)とも言い、
RAPをする人をrapper(ラッパー)と。まるでラッパですね。
このNIKKEIの大会、私は音楽会の様相を呈した弁論大会だと思っています。
「リズミカルな演説」でその内容を競い合う・・・試みとしては面白いですが。
考えてみますと。明治時代に一世を風靡した・・・川上音二郎が演じた、社会風刺を
語りながら歌う・・オッペケー節のようですね。「権利幸福嫌いな人に、自由湯(じゆうとう)をば飲ませたい」とか「洋語を習うて開花ぶり、パン喰うばかりが改良でない」そんな
風刺文句の後に「オッぺケペ、オッペケぺッポー、ぺっポッポ」とつける・・
審査委員のひとり、黛まどかさんは、NIKKEI主催のRAP/VOICEを・・・
「ラップの魅力を体験する。とても貴重な機会でした。ラップ初心者の方が、
個人の不安や緊張を乗り越えてステージに立つ姿からは、テクニックがなくても、
自らの思いを社会に届けるのだという真摯さが伝わってきた。
期待していた通りVOICEは、これまで社会への思いを表現できなかった人たちの
「声」を聴く場となったと実感します」と語ったことが・・この紙面の全てです。
なるほどとは思いませんが・・・そういうことかとは理解しました。
それにしても・・・何でこんな真っ黒な汚い紙面なんでしょうかねぇ・・
これがRAP/VOICEだと思うと、やっぱり高齢者は引きますね。Goto
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