絶望してはならない。

ウクライナ侵略戦争に外交努力をなんて・・朝日も読売も眠たいことを。
ロシアがウクライナへの侵略戦争を仕掛けて1年。
新聞各紙は・・読売・国際部長が。日経・編集委員と社説で。朝日・欧州総局長が。
毎日・外信部長が・・・囲み記事で見解を述べた。読み比べてみた。
どの新聞にも戦争解決の答えがない。なぜならロシア・プーチン大統領が仕掛けた戦争。
彼が停戦すると言わない限り戦争は果てしなく続く。そのことを分かっていて・・
論評せねばならない・・各紙の国際政治担当の部長は苦しい。それぞれに無理がある。
毎日・・・この戦争を他人事にしない。私たちがこの戦争への関心を失えば、
微笑むのはプーチンだ。「力による現状変更」を絶対に容認してはならないという
思いを、いつまでも胸に刻み続けることができるか。私たちの覚悟もプーチンの挑戦を
受けている・・・のだと訴える。
理解できるが・・・我々が関心を持ち続けることができるのは
・・・メディアの報道する力が何よりも必要ではないか。
毎日に言いたい・・・この戦争は侵攻なのか。侵略なのか。はっきりして欲しい。
そして、過大だと言われるほどの報道をする覚悟があるか・・問いたい。
朝日・・・侵略戦争が起きたとき、力の論理だけではない抑止をどう働かせるか。
中露と欧米の間にある国々の協力を得なければ、戦争は止められない。
1年経っても終わりが見えない侵攻の重い教訓だ・・と言う。
相変わらず、なまぬることを言っている。目の前で人が死んでいるのです。
日々、何百人もが。それが戦争です。この戦争に関心のない国々を説得せよと言っても、
誰が外交をやるのか。話し合いで解決しないから戦争になっているのだ。ちんぷんかんです。
読売・珍しい。朝日と同じ。和平の機運は見えないが、戦争を終わらせるための
外交努力を加速せねばならない。G7の議長国である日本は西側の結束と、平和国家としての
歩みを生かし、普遍的な国際秩序を支持する仲間を増やす地道な
外交も強力に推進してもらいたい・・・というが。
甘くないですか。米国の従属国である日本にそんな外交ができると思っているのでしょうか。
天下の読売にして、この程度です。残念ですが、ウクライナに金銭的な支援をするしか、
日本には打つ手がないと、正直に書いた方が良い。外交努力でなんって、ピンボケです。
日経は、踏み込みました。この戦争を終結させるのは、ロシアの国民が政権を打倒する
力があるかどうかだ。プーチンの健康不安と政権内の権力闘争が起こるかどうか。
今のところそのような兆しは表だってない。「プーチンのいない」ロシアこそが
真の和平への近道かも知れない。と願望を込めて書き込みました。
そうです。そう思いませんか。外交で戦争が終結するなんて、寝言です。
メディアのできることは、毎日のいうように、酷いとんでもないロシアの侵略戦争で
ウクライナ人が命を落とし生活苦晒されていることに紙面を割き続けることではないか。
そして、日経のように、プーチンが抹殺されることを祈る以外に道はないと
読者に訴えること。それしかできないメディアの無力を嘆くべきだ。
日経の春秋(一面コラム)に京大の高坂正堯氏が・・・泥沼化したベトナム戦争下に
「絶望してはならない」戦争は人間にとって「不治の病」だが医者が患者を見放さないように
治療の努力を続けねばならない。それが「人間のつとめなのだから」と問いた。
何もできない。虚しいですが・・・関心を持ち続けましょう。Goto

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