みため採用やめませんか?

日本人のフードロス・・・そのうち大自然からしっぺ返しを受けます。
私が見落としただけかも知れませんが・・・写真をご覧ください。
朝日でも読売でもない中日新聞の夕刊に掲載された見開きの全ページ広告です。
食品ロスが社会問題の折、とても考えさせられる広告です。
スポンサーはAjinomotoです。
並んでいる野菜で「みため採用やめませんか」と表示しています。
コピーは・・まっすぐじゃないきゅうり、少し小さめの玉ねぎ、でこぼこなニンジンなど
形がちょっと変でも、おいしい野菜はたくさんあります。
それにもかかわらず、生産される野菜の約3割は「規格外野菜」として弾かれ、
深刻なフードロス問題が起きています。・・・と訴えます。
そうです。なぜ、形が歪な野菜は捨てられるのでしょうか・・・
スーパーによれば不揃いを並べても「消費者」が買わないからだと・・・
でも消費者に言わせれば流通に乗せないのはスーパーじゃないかと・・・
並んだ広告の野菜は・・・残念ながら、店頭に並ばないモノばかりです。
傷んでいて食べれないなら話は別ですが。なぜ捨てられるのでしょうか。
小売店でも消費者の責任でもない。社会が受け入れないのです。
野菜は自然の恵みです。土と水と太陽が育んでくれます。地球の贈り物です。
世界には土がない、水がないからと食物がとれない地域があります。
食べ物がなく、飢餓に苦しむ人が20億人います。
農家では野菜をどんな思いで生産していると思いますか。
土を耕し、種を蒔き、水を与え、暴風や温度差から守り・・手塩にかけねば実りません。
それを形が悪いからと・・・受け入れないのです。なんと贅沢な国民なのでしょうか。
そんな付けは必ず大自然がしっぺ返しします。
敢えて申します。
みためで同じモノを区別するのは如何なものか。
この国に障害者に対する差別がなくならない原因は、歪んだ野菜を・・
受け入れない国民性にあるのではないか。そんな気もします。
そうそう・・・大自然の恵みですが。
農水省がまとめた3月の野菜卸値見通しでは、調査対象14品目のうち、
ネギとキャベツが平年より20%超安値になるそうです。
インフレのご時世です。ありがたいことです。Goto
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