ロシアのウクライナ侵略戦争が新しい段階に入ったのではないか。
戦争とは斯くなるものか。ロシアによるウクライナ侵略戦争が
新しい段階に入ったようです。ウクライナ南部・ヘルソン州にある
カホフカ水力発電所に設置された大型のダムが決壊しました。
下流に暮らす人々に、まるで津波のように濁流が押し寄せました。
死者も出ているようです。いつだったか、北朝鮮が韓国を攻撃すると「ソウルを水と火の海にしてやる」なんて暴言を吐いていたのが思い起こされます。戦争は人間を狂気にします。
現時点では・・・ウクライナもロシアも相手がやったと非難しています。
でもプーチン大統領がトルコのエルドアン大統領との電話会談で、
「ウクライナが西側諸国の提案に基づき、敵対行為の激化を目論み、戦争犯罪を犯している」とし「その明確な例が、大規模な環境的、人道的大惨事を引き起こしたカホフカ水力発電所のダムを破壊する野蛮な行動だ」と述べています。
戦況がどのようになっているのかは・・日々の報道で知る以外に術はないのですが。この発言を素直に受け取れば、西側諸国がダムを破壊するようにウクライナに提言するなどとはとても思えません。むしろ、冬期が終わり、地面が乾き始め、ウクライナとしては、大規模攻撃が開始できる環境になったようです。
その南部進撃を阻止する目的で、ロシア軍がドニエプル川の流域を水浸しにして防御体制に入ったのではとする説が、有力ではないでしょうか。
戦況からして、ロシアが住民のことなど一切考えず。ダムを決壊したと考えるのが常道だと思います。西側情報からの推察ですが。ダムや原発の破壊はジュネーブ協定でやってはいけない行為です。国際調査委員会を組織して調査すべき、
そんな声もありますが・・・戦争は狂気です。
ロシアが調査に応じるとはとても思えません。ということは、
真相は闇の中のまま、泣くのは市民ばかりであるってことです。
これも問題ですが、ミサイルを打ち込めば、被弾したその周辺だけが被害の範囲ですが・・・ダムを決壊することは、洪水によって下流住民全体が大量に水死することが予測できます。そうです。戦争の段階が無辜の民の大量殺戮を厭わぬ状況になってきたということです。
ということは・・・何万人もの死者が出る・・核兵器を使用することが
現実味を帯びてきたということ。この戦争が、人類が危惧する核戦争へと
場面が変わってきたことではないでしょうか・・・・平和ボケしていますが、
日本だとて、対岸の火事などではないってことです。Goto
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