札幌でJLAA(日本地域広告会社協会)の理事会がありました。
「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、
一瞬遅すぎず」・・・森信三師の言葉です。
私には兄弟がいません。ですが、幸いにして実に多くの友がいます。
私のとっておきの財産です。いや唯一の宝物です。
先月末、札幌で、地域の広告会社の集合体・今年で創立20周年を迎えた
JLAA「日本地域広告会社協会」の理事・役員会が開催されました。
北海道はもちろんですが、関東・中部・関西・中国・四国・九州、
そして沖縄から18名の仲間が揃いました。
会議の内容は、4月からスタートした今年度の活動の進捗を確認し、
次年度をどうするのか、業界の動きなどを地域の広告会社の視点で議論したのですが。同時に、全国のそれぞれの地域事情と申しますか、特徴的な活動内容や
近況を披瀝してもらいました。
広告の業界はコロナ禍で地域の経済が疲弊、大打撃を受けました。
厳しい環境に置かれたことは間違いありません。しかし、生き抜く力と申しますか。強く逞しい経営者たちだからと申せば良いのでしょうか。
前向きに素直に・・・私的に申せば「上機嫌」を崩さず・・踏ん張ったからだと信じますが・・・コロナ禍を乗り越え一皮剥けた熱い報告に、誰もが元気を共有することができました。いや、未来が開かれた感がありました。
JLAAの今期のテーマは「たかが広告・されど広告・広告の力で未来を覚醒!」
です。広告は「経済の先兵」と言われます。地域の広告会社が、コロナ明けのこの時期、経済活動の活性化のために様々な仕掛けを行うことで、地域に活力を与える・・・その覚悟が共有できたことで札幌に集った意義と価値があります。
忌憚なく心の内を、自らの置かれている状況を本音で語り合える・・
そんな同業者の集まりがあるでしょうか。一人ひとりの発言に耳を傾けながら、
一人ひとりと出逢った時の状況を思い浮かべ・・人と人との出逢いの不思議、偶然を噛み締めさせて頂きました。この人たちとの出逢いは森先生ではありませんが、出逢うべくして出逢ったのだと感慨無量でした。
こんな言葉があります。
「縁尋機妙(えんじんきみょう)多逢聖因(たほうしょういん)」
最近、少しですが読み込んでいる安岡正篤師の言葉です。
意味は「良い縁がさらに良い縁を尋ね発展していく様は誠に妙なるものである」
人の世は全てがご縁である。同時に良き人に交わっていると良い結果に恵まれるこれを多逢聖因という。人間はできるだけいい機会を大切にすべきであり、
いい場所に進んで出掛け、いい人と出逢うべきであり、いい書物と向いあうことを考えねばならない・・・そんな教えです。
人間、一生のうちに何人と出逢えるのでしょうか・・・
そのうち、どれだけ素晴らしい人と出逢えたのでしょうか・・
出逢いを大切にしたいものです。縁尋機妙の人生でありたいものです。
札幌で多くの気付きと学びを与えてくれた・・・
JLAAの仲間たちに改めて感謝します。Goto
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