日本のひなた宮崎

伝統芸能・夜神楽が後継者難と人手不足で消えて行きます。

役得と申せば申し訳ないのですが・・・
前期まではコロナの影響もあり、JLAA(日本地域広告会社協会)の
定期活動、全国縦断ブロック会議がリモートやオンラインで実施されていましたが今年は5ヶ所で開催することができました。

北海道・東北ブロック会議は青森の八戸で。
関東ブロック会議は千葉市で。中部・関西合同ブロック会議は奈良市で。
中四国ブロック会議は広島市で、そして九州・沖縄ブロック会議が宮崎市で開催、いずれも参加致しました。

ブロック会議の目的は地域で頑張る広告会社の仲間が、それぞれのノウハウを思う存分にプレゼンという形で披瀝、ノウハウを共有して明日の糧にすることです。それと地域で街おこしに貢献されている方からその内容を学ぶことです。

青森では八戸名物・「せんべい汁」をどのように普及させたかを学びました。
B級グルメの発祥が八戸の「せんべい汁」の売り出しでスタートとは驚き。
千葉では、行政の困り事にチャレンジするノウハウを勉強。
広島では県の観光協会の幹部から、広島観光の考え方を。
奈良ではバルセロナ方式のサッカービジネスを知りました。目から鱗でした。
地域愛に溢れた講師各位の講演に学ぶことができ感謝です。

役得にはもう一つあります。それはそれぞれのご当地グルメを食することです。九州・沖縄ブロック会議の開催地は食材の宝庫と言われる宮崎です。こんな低予算で大丈夫かと思えるような料理をセッティング頂き、山海の珍味と郷土料理を堪能させて頂きました。

大自然で育った「みやざき地頭鶏」各部位の霜降りと肝刺しは絶品でした。
それと炭火焼きも酒が進んでしまいました。柔らかな宮城牛ならではですね。
そして久々に食した名物冷や汁は最高。オーバードリンクには心地良い。

75歳にしては食べっぷりが良いなどと、若い仲間におだてられ、おかわりまでしてしまいました。リアル宴席での口角泡を飛ばしての議論に満足です。

宮崎でなるほどと思ったのは宮崎日日新聞に掲載された。夜神楽の記事です。見損ないましたが、4年ぶりに開催された合戦原神楽、獅子と猪狩りがユニークな攻防を広げた演目「シシ舞」です。開催地の椎葉村の重要無形民俗文化財。

合戦原王宮神社で奉納され、夜を徹して全三十三番を舞あげる「一神夜」(ひとこや)が4年ぶりに実施されたそうです。しかしこの「一神夜」も今回が最後だそうです。理由はお決まりの人出不足だそうで、直に見物できな苦なるのが残念です。

高千穂でも国指定重要無形民俗文化財の「高千穂の夜神楽」が高千穂町押方の国見ヶ丘で奉納されたと報じられています。今回は神楽が行われる神庭の隣で絵画絵師がライブペインティングを披露するなど、伝統芸能と現代のアートを融合、独特の雰囲気を醸しだしたそうです。高千穂の夜神楽は来年も継続して奉納されるそうです。是非に観たいものです。

日本中・伝統芸能や文化が縮小されたり廃業されたりしています。日本ひなた・・神の国、宮崎県でも同様です。寂しいですねぇ。
我々、日本地域広告会社協会の役割の一つとして、伝統文化を継承していく方法はないのか。真剣に考えてみなければと思う・・・日本のひなた宮崎でのブロック会議でした。Goto

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