ページタナー

池井戸潤さんの小説「ハヤブサ消防団」柴田錬三郎賞受賞・・・

テレビドラマです。ご覧になった方はほとんどいないのでは?と思う。
タイトルは「ハヤブサ消防団」・・なかなかの俳優さんが揃って面白いドラマでした。だって原作はあの「半沢直樹」や「下町のロケット」の岐阜県関市出身・池井戸潤さんですからねぇ。

その小説「ハヤブサ消防団」が集英社主催の四つの文学賞の一つである
第36回柴田錬三郎賞を受賞しました。おめでとうございます。

日本のどこにでもある過疎化が激しい山里の小さな町の問題を題材にしてます。モデルは岐阜県八百津町だそうで、同町は町長以下大変な盛り上がりでした。
池井戸さんは執筆の動機を「父から伝え聞いた地域の出来事が同時代の友人たちにはほとんど知られていない現状。伝承すべきものは、その気がないとすぐに消えるという危機感があった」と授賞式で語ります。

そして「今まで私が書いてきたラインから外れた小説だが、作家のヒストリーからすると、なきゃいけない大事な小説」と付け加え。「今までの執筆動機と違う形でスタートした小説だが、意外にも最後には柴田錬三郎賞まで頂戴した。引きがある気がする。この場であきらめて、続編を書くことにします」と宣言。地元を大いに喜ばせました。

この小説を選考委員の逢坂剛さんは「次から次へと話が展開して途中でやめられない作家が柴田錬三郎」と称し「今回、ページタナーの作家が受賞する運びとなり、非常に嬉しい」と称賛しました。ページタナーの意味は早く続きを読みたくなるような面白い本のこと。

最近、やはり古典が面白いので、現代の本には魅力を感じていませんが、
師走も中旬に入りました。年末年始の需要期、旅行や外食消費がコロナ禍を上回る傾向がでています。旅行費用は過去最高になるとの見通しで、JR東海は新幹線で過去最高の本数を運行するそうです。

年末年始、何の予定もない私です。本を友とするしかないのですが。
最近、元来の遅読がますます遅読。好きな古典も進みが悪い。そんな状態なのですが、ページタナーの池井戸さんと久しぶりに戯れてみますかねぇ。続編も出ることだし、八百津町には少なからず御縁もありますし・・・

それにしても最近、消防団の成り手がいなくて困っていると聞きます。えっ・・消防団があるなんて知らないですって。あじゃ?小説「ハヤブサ消防団」が隊員増につながってくれれば良いがと願います。Goto

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