平和ボケ極まれり・・・

政倫審よりもオータニさんの結婚・・・

まぁ・・・馬鹿くさい茶番劇を見せられるよりも・・・稀代のヒーローの結婚報道の方が圧倒的に興味がある。と国民が思うのも当然ですね。そうです。首相の政治倫理調査会出席報道よりも・・・大リーガー大谷選手の結婚の方が、新聞・テレビ・ネットを賑わしています。でもこれで良いのでしょうかニッポン。

まず敢えて申しましょう。
岸田首相はなぜ・・ノコノコと政倫審に出てきたのでしょうか。まさか「酸っぱい梅干し飴」のCMじゃないですが・・・「男意気」じゃないでしょう。そりゃ、首相になって随分と鍛えられました。歴代ではかなりしたたかな首相の一人に入ります。ですから・・・自ら率先して国民に疑惑を晴らし、説明責任を果たす、ましてや男意気なんて話ではありません。

思惑は三つほどあるのではないか。政倫審に出席を渋る・・安倍派の事務総長経験者と座長に「俺が身を切る」のだから「オマエら」もと促した。ひとり逃げた奴がいるが・・・総選挙では間違いなく落選だね。だって、そもそもこの問題は「安倍派」が元凶だと自民党の連中は思っているのだから、幕引きを図りたい。

二つ目は予算です。24年度の予算を上げねばなりません。このままズルズルと政倫審を先延ばしにして、予算を年度内に通過しないってことになれば、能登半島復旧予算が執行できなくなり、批判の矢が激しくなる。それは避けねばならない。

そして三つ目は政権維持です。「ごめんなさい」と詫びながら、党内に敵を作らねば、このまま9月の総裁選までは政権を続けることができる。うまく乗り切れば、衆院の任期いっぱいは持つのではと考えての政倫審の出席ではないか。

そんな姑息なことが通用するとは思えないが。新しいことは何もない。総裁として襟を正すと「安全運転」に徹すれば・・・たまたまだが、大谷選手の結婚に国民の目が釘付けになって・・・素通りできるとも踏んだのだろう。自民の幹部は皮肉った。

でもです。この国は平和ですねぇ。平和ボケも二重のボケです。政治なんてどうでも良いのですから。政治家が裏金作って自分の懐に入れても許されるのです。これで法治国家とは片腹痛いと私は憤慨するのですが・・・

そんな憤りよりも・・・オータニさんの結婚のニュースが重要だと国民が思っていると思って、読売も中日も岐阜新聞も一面の記事です。流石に日経は社会面ですが。こんなことでは・・・困惑するのはオータニさんじゃないのかな。

国民は愚にして賢なり・・と私は思っているのですが。
報道する側の姿勢も問題があるのですが。ちょっと首を傾げています。Goto

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