日本地域広告会社協会

自らを知る。足を知る。JLAA永遠なり・・・

12日、JLAA(日本地域広告会社協会)の24年度・・定期総会が
東京・目黒のホテル雅叙園で開催されました。ご参集頂いた会員各位に感謝です。JLAAは24年前、京都・清水寺の座敷を借り日本全国から30社の広告会社が集い、旗揚げしました。

広告の力で「地方一揆を!」(地域から喉仏へ)東京一極集中する中、
地方分権への流れを広告を通して創ることはできないか。地方から面白いことをやって広告の力で日本を元気にできないか。そんな熱い思いを持ってスタート。

現在、正会員・53社(一県一社が原則)賛助会員8社、61社で構成。
北海道から沖縄まで41都道府県に会員がいます。
日本で唯一の広告会社の全国組織です。

私は3年目から責任者を仰せつかり21年間務めさせて頂きました。
この総会をもって退任、若い優秀な仲間に交代しました。

岐阜の片田舎の広告会社がここまで頑張ってこれたのは、年に数回しかお会いできないのですが、JLAAの仲間たち(私は家族だと思っていますが)から頂く情報やご指導のおかげであると感謝にたえません。

退任にあたり、私が申し上げたのは二つであります。一つはJLAAの仲間は「家族」であるということです。地方で広告を生業をしている・・というだけの理由で、お互いを「無」にして、自分たちの生き様を語り、夢を語り、未来を論じ、切磋琢磨しています。他にこんな同業者の集まりがあるでしょうか。利他の精神で結ばれた組織があるでしょうか。ましてや、生き馬の目を抜くと言われる広告の業界で、であります。私の人生を輝せてくれた家族に感謝であります。

もう一つは、お互いの成功事例を惜しげもなく晒して共有することです。
同業他社がノウハウを交換し合うのです。もちろん、失敗例もです。同じ轍を踏まないでと。こんな素晴らしい組織があるでしょうか。

新理事長は新年度にあたって・・・老子の言葉を引いてくれました。

知人者皆 自知者明
勝人者有力 自勝者強
知足者冨 強行者有志
不失其所者
死而不亡者寿

人を知る者は智なり、自らを知る者は明なり
人に勝つ者は力有り、自らに勝つ者は強し
足ることを知る者は富めり、強めて行う者は志有り
其のところを失わざる者は久し
死して而も亡わざる者は長寿となる。

意味は、他人を理解することは普通の智恵であるが、自分を理解することは普通の智恵以上の働きが必要である。
また、力のある者は他者には勝つが、本当の強者とは自分に勝つ者を言う。
そして満足することを知っている者は精神的に豊かであり、それでいて努力する者にこそ本当の志は宿っている。
結果、自分の本来のあり方を見失わない者は長生きする。更に死んでもなお志を失わない者は真の長寿と言える。

意訳すれば「自らを知れ(足を知る)」でしょうか。
人はもちろんでありますが。組織ならば尚更であります。

地域の広告会社の集合体であるJLAAの志は何か。使命は何か。
まずは「自らを知る」ことから始めようではないか。
我々は、それぞれの活動を通して、成功事例を共有するのだが、其の手法を生み出した志や使命はなんだったのか、そこまで掘り下げて知り、共有をしようではないか。・・・・と就任の挨拶で語ってくれました。

JLAAは永遠です。広告は地域を動かす力です。
若きリーダーに期待します。Goto

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