天気予報が自由化され30年です。独自の予報があっても良いのでは・・
天気予報って最近、当たりますねぇ。
とりわけ、今度の日曜久しぶりのゴルフ。気の置けない仲間たちと
好天の日に整備された芝の上をワイワイ言いながら歩く。
至福の時を楽しみにしたいと思っている時など・・どんなに願っても
「朝から雨」の予報に変化の兆しはない。
そんな時って、恨みますねぇ。天気予報の正確さを。
今月初め・・台風21号、沖縄の西側をかすめ台湾に上陸、
被害を与えました。そのまま北上し中国大陸に向かって消滅すると
思っていたのですが・・・ものの見事に右折・・日本列島に向かう・・
不思議なことが起こりました。右折すれば、そのまま九州を直撃、
日本列島を縦断するコースを辿っています。それがです。
気象庁は、突然に台風情報を報じるのを止めてしまいました?
えっ・・・て思ったのは日本中の国民でしょう。だって11月2・3・4日は
秋の行楽シーズン三連休です。それなのに、台風情報が消えたのです。
そりゃ、安心して出掛けますがね。国民は・・・でも2日には全国各地で
大雨・11月の線状降雨帯は珍しいなんて、メディアの天気予報は報じるのです。
考えてみて下さい。これって、どう考えても21号台風の進路での出来事です。
そうなのです。気象庁は全く官僚的です。台風には台風の条件があります。
北西太平洋、または南シナ海に存在し、尚且つ低気圧域内の最大風速が17m/s(34ノット、風力8)以上のものを台風と呼びます。
そうなのです。21号は九州に上陸する前にこの条件以下「熱帯低気圧」に変わったので、台風として情報を出さなくなったのです。如何にも如何にも官僚的ですね。その結果、何が起こったか、暴風雨を伴う熱帯低気圧が日本列島を縦断、
各地で被害が続出、新幹線が止まる。台風は消滅したと勘違いした国民に甚大な被害が発生したのです。
最近。テレビの報道番組で天気予報士なる人たちが登場、如何にも天気のことならなんでも知っているような顔をして、天気予報をするのですが・・・
大概は気象庁と「天気予報会社」の情報を鵜呑みにして報道しているだけ。
間違ってはいませんが。
それは90年代、規制緩和の流れを受け93年5月に気象業務法が改正、
「天気予報の自由化」がなされ、国家試験で天気予報士なる制度ができた。
これまで試験は62回実施され、現在1万2771人が合格。現在全国の放送局で活躍する気象予報士は約1800人。テレビやインターネットに出演して気象情報を伝えています。
国家試験に合格したのです。専門的知識を以って報道の一員を担っていますが・・・気象はとても複雑です。地球全体の動きを的確に把握して
きめ細かな分析に則って報じられるものです。
21号のように、台風の条件に満たさなくなったら、台風としては報じない。
そんな官僚的な報道しかしないのなら、気象予報士ではなく、
気象庁の説明員ってことではないでしょうか。もう少し、独自のカラーを
出して欲しいものです。Goto
コメント