富正月

日本のお正月・残すものと取りやめるもの・・・

今日は三が日の最終日です。
でも今年の年始はカレンダーの巡りから、4・5が土日になります。
ですから、元日・二日と続いてきた正月気分も・・今日で一区切りってな
わけでもない。むしろ三が日が倍になった気がしますね。

まぁ・・7日までは松の内ってことですから、正月気分でも良いのですが、
それにしてもです。休みが多すぎますね。少なくとも仕事するしか、やることのない後期高齢者としては。まぁ・・仕事させてもらううちは善しですかねぇ。

因みにですが。
正月3が日に雨や雪が降ると、鬱陶しいと思うのですが、
本来は天の恵み「お降(さが)り」と呼ばれる豊作の吉兆です。
「お降り」があるお正月は「富正月」と言われ、そのおめでたさを
喜んだモノです。今年は好天に恵まれました。「お降り」がない。
ちょっぴり自然災害が心配ではあります。
昨今はそんな風習も縁担ぎにも興味は持たれないようですが。

そうそう。年賀状もめっきり減りましたね。
私もメールやLINEで済ましてしまい、年賀状は出さなくなってしまったのですが・・・年賀状って本来はお世話になっている親戚や知人のお宅に伺って挨拶する「年始回り」に由来し、郵便制度の発達とともに広がったモノです。

年賀状の返信は1月7日までに到着するよう投函し、
それが過ぎてしう場合は「寒中見舞い」として出すのがマナーです。
そんなことすら知らなくなりましたね。

でも、そう考えると、挨拶回りがなくなり、年賀状もなくなり、メールやLINEになったのって、それも必然なのですね。日本のお正月、何を残し、何を取りやめるか。その検証すらしないで、様変わりしていくのは寂しいモノですが・・

三が日に「お降り」があるっていうのは、人間が風習を作ったり辞めたりするのとは違い、天が定めることですから。変わらないモノなのですね。
「お降り」はなかったですが、「富正月」って言葉に感謝です。Goto

コメント