国民政党をめざすというが、当事者能力がなくなったのか自民党・・・・
どうなんでしょうか?
自民党大会が終わりました。自民党って大変な事になってませんか。
衆院で可決した25年度予算を参院で修正するって有りですか?
ことが「命」に関わる「高額診療の値上げ」問題です。
「過ちては改むるに憚ることなかれ」と申しますが・・・それで良しで済ませますか?野党の追及は別にして、自分たちで決めた予算です。有り得ません。
70年前・「政治は国民のもの」と立党宣言した自民党です。
「国民全般の利益と幸福」に奉仕する「国民政党」を目指す。
「特定の階級・階層のみの利益を代表する政党ではない」と謳いました。
9日の自民党大会で石破総裁は「国民の皆様の声に謙虚でありたい」「あらゆる組織と対話する政党であらねばならない」と語り、「政治は国民のもの」との立党の精神に立ち返ると明記した運動方針を採択しました。そして11月に結党70年を迎えるのに合わせて「新時代の国家ビジョン」を策定することを明らかにしました。
ということは、自民党は国民政党ではなくなってしまったってことですかねぇ?
24年の衆院選・与党で過半数を割り込みました。原因は国民の幅広い意見を汲み取り、政策を実現できなかったからだと総括しています。もちろん、派閥を挙げての裏金づくりが国民の顰蹙をかったのが要因でもありますが。
本当にそんな分析で良いのでしょうか?
このままでは参院選は惨敗です。何点か指摘します。
一つは、当事者能力です。ハングパーラメントです。衆院で予算を通過させることはできません。だから維新の政策を丸のみした。そこまではわかる。しかし、参院で審議に入って予算を修正するっていう。ガバナンスが効かないってことです。政治は税の使い道です。それが定まらないようでは。支持を失います。
それと国民民主党が所得税の課税最低額が1955年から変わっていない。
30年間、生活に必要なお金に課税しないための「基礎控除」は物価の上昇に反映していない。だから「年収103万円の壁」を引き上げろとの主張に、反論できず、国民には理解できない手法ですり替え、予算を通してしまった。この欺瞞を多くの国民(中間層)が見抜いてしまいました。
自民党はオールドメディアと揶揄される新聞・テレビ・雑誌が政治の情報源だと信じています。でもそれは一部に過ぎません。オールドメディアの信頼が落ちているとは思いませんが、少なくともSNSで政治の情報を得る人が圧倒的に増えたことに自ら目を瞑っています。これって参院選にとても危険じゃないですか?
例えば・・・YouTubeで自民党大会を発信しましたか?
幹事長の運動方針ってSNSで話題にしましたか?
勘違いしない方が良いと思います。SNSから政治の情報を取っている
有権者は投票に行く人たちです。
その人たちを無視して立党の精神である「国民政党」に立ち返るって言ってみたって、誰にも届きませんし、響きません。その事に気づいていても・・・何もしなければ、知らないと同じです。
SNSの怖さから逃げる。決めた予算に対する当事者能力がない。
対決より解決という野党と真剣に向き合わない。「国民政党」だなんて誰も思わない。7月の参院選に惨敗し11月の結党70年は「出直し的・改革」をするハメになるのではないか。そんな危惧が拭えない自民党大会でした。Goto
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