立春大吉

スピード違反も色々あります。
春眠暁を覚えず・・・。夜来風雨の・・・。一昨夜、この地方は激しい雨と風が吹き荒れました。
その影響でしょう。昨日は、抜けるような晴天、路辺のあちこち、一斉に春が芽吹いた感です。
今日は、2月1日。立春大吉までには数日ありますが、早めの春一番が訪れたのでしょう。
この風雨。地球温暖化の影響だと言えば味気ない。昨年来の災難(不況)を神様がスピードを早めて厄除けしてくれたのではと願わずにはいられない。叶わぬ時の神頼みですが。
しかし、ここで、とやかく言う話でもないが、去年の8月まで、純利益2兆円突破かも。と予想されたトヨタが今期、4000億円の赤字に下方修正。来期予想は生産台数を30%以上のダウンと見込む。
広告宣伝予算は、昨対50%にするとか。日本一の優良企業が予算を半減するとの報に、広告業界には震撼が走っている。その形振り構わぬ経費削減へのスピードは、さすがトヨタと申していいのか?これぞ世界のトヨタと言うのか。凄まじい。
中小企業ではとても、とても。一刀両断する勇気はない。見習うべきか?それとも・・・・。などと、躊躇することが、すでに経営者として甘いのか。悩ましいところだが。
自動車に次いで、連日報道される日本の基幹産業電気メーカー各社の相次ぐ大幅業績修正と人員削減の発表。驚愕の数字だ。あまりの急激な落差に、生産停止と人材削減以外経営者にも打つ手がなさそう。トヨタに右に倣えと、コストカットのスピードを上げることになるのだろう。
となると、内需は益々冷え込み・・・・。だれもが恐れる負のスパイラルに陥ることになる。こんなこと書いていても虚しいだけだが。いくら経済が収縮しても、内需がゼロになることはない。
国内を市場とする広告業。たとえトヨタが広告費を半減しても。まだ、予算は50%もある。
他の企業も広告しなければ商品は売れない。そこに活路があると信じるしかない。
サービス業は人が命。持てる能力を駆使し、知恵をだし、新しい提案を企画する。
そして、真摯に、愚直に、地域社会の為に貢献するという本分を全うする以外にない。
内需拡大に、打つ手は二つしかない。一つはスピード違反覚悟で、政府が大幅な財政を出動させることである。暴走やむなし。(定額給付金だけはやめて欲しい。あまりにも知恵がない。と私が小声で言うのは、私のささやかな矜持だが)
もう一つは。そうです。立春の日に各家の柱に「立春大吉」の張り紙をして、神水清明、神火清明、神風清明と合せ、神財清明を祈り、災難を避けて頂くよう、神様に祈る以外にない。
そうそう、春の芽吹き、隣地の梅が咲き始めました。
                               Goto
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梅一輪、一輪ほどの温かさ(作者不詳)

コメント

  1. goto より:

    コメントありがとうございます。
    精濁併せ呑み過ぎたのか。明鏡止水の心境になれとの教示、肝に銘ずるところです。
    川の汚れは川上からと申します。小さな組織の川上ですが。私心なかりしか?凡人のさが、常に意識していないと、我欲が頭をもたげます。まだまだ未熟です。この不況も一時の浮方。焦ることもありませんが、何時かは落ち着くのでしょうが、そのための努力は誰かが・・・。などと、やっぱり焦っているのです。ご指導ありがとうございます。琉歌の存在すら知りませんでした。変らぬご指導お願いします。

  2. Blue Sky より:

    琉歌を二首ご紹介します。
    「静か馴り染みり 常に身が心  波立たん水どぅ 影やうつぃる」 祝嶺親方作
    大意…絶えず自分を静かな状態に馴らし、いつも自身の心をそのように保たしめよ。波の立たない静かな水にこそ、物の影は写す事が出来る。明鏡止水の徳を歌ったものです。
    「時ぬ間ぬ濁り 世界ぬ慣れとぅ思り  泉ぬある川ぬ 澄まなうちゅみ」 読み人知らず
    大意…一時の間の水の濁りは、この世の習わしだと思え、湧き水の源泉のある川が澄まないことがあろうか(いつかは必ず澄むものである)。