貧すれば鈍すと申しますが・・・・・。
やもう得ないのかもしれません。背に腹は代えられないのですから。
でも、やっぱり・・・・おかしいのではないかと心配です。
毎日・・・・発行される新聞。ビジネスモデルとはいえ・・・凄いことだと思います。今起こったニュースを、明日朝には、記事にして、編集して、整理して、印刷して、配送して・・・そして読者の自宅のポストに配達するのですから。
その新聞・・・経営危機が叫ばれて久しいのですが。貧すれば鈍すと申します。私のように眼を皿にして新聞を・・読むと言いますか・・隅々まで捲っている者にしますと、体裁があまりにも変わってきました。
物事は時代に即応して変化するのですから・・・変わって当たり前なんでしょうが。流行不易・・・変わって良い部分と、変わるべきでない部分があります。
このところの新聞紙面。広告出稿が激減したからなのでしょう。変わってはいけないと思う紙面構成まで変わりつつあると思います。背に腹は変えられないのでしょうが・・・新聞の持つ本来的な使命まで歪めかねないか心配です。
二つだけ・・・・指摘します。通販がらみの記事広告。だんだんエスカレートしていまして、見開きの2頁が使われるようになってきました。それも、新聞の命である編集権とは全く関係ない紙面構成で(あえて当該広告は掲載しませんが)。これでは、読者を惑わすことになります。
それと・・・・写真を参照にして頂きたいのですが。左側の紙面。スポーツ欄です。そのど真ん中に・・・・広告です。(右側の広告紙面と連動です)そもそも、記事中広告は・・・・窓広告と言って・・・・せいぜいが一段六分の一程度のスペースでした。(記事に影響を与えないようにと配慮)
それが・・・・スポーツ面・・・4段二分の一のスペースでど真ん中に・・・・デンと広告です。
私は広告会社の経営者ですから・・・・注目度の高いスポーツ面のど真ん中を広告スペースにすることに違和感は感じませんが・・・・。
良く考えてみますと、政治面でも、経済面でもなく、スポーツ面であることは問題です。編集者の神経(たぶん・スポーツ欄は紙面でも一段低いんでしょうね)と新たなスペースを提供することで広告収益を得値と思う経営陣との・・・せめぎ合いの産物です。
読者不在の作り手の妥協が・・・・結果的には読者離れを引き起こし、新聞の危機に立ち至っていることに気が付かない・・・新聞紙面・・・・「ここまできたか」と残念に思えてなりません。 Goto
9/26読売新聞
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