諸行無常

業界の変化に付いて・・・三題。
統計とか…調べとか。データの類いをあまり信用しないのだが。このところ感じていたのと数字が合致している気がするので、あえて。大手企業の広告宣伝費が前年対比で14,2%減と、日経広告研究会がまとめた。
三年連続の減少。それも二ケタ。これだけ「パイ」が縮むと・・・業界の再編が起こるのも致し方が無いと思うのだが・・・・意外とそんな潮流が見えない。表面の統計と比べて日本経済の底は深いのか?それとも、統計や知れべに表れない形で淘汰されているのか?
2題目。権威の崩壊なのか?郵政省時代から許認可権を一手に掌握。電波利権を思うがままに駆使してきた管理体制のほころびが顕著になった。そうです。民放地上波で始めて、放送を停止した。
FM放送局「愛知国際放送」は経営難を理由に放送免許を返上。9月30日で停波。あの頑なに・・守り通してきた旧郵政省電波監理局の権威はどこに行ったのでしょうか?これは・・放送と通信の垣根が除去され、国が電波を管理する時代の終わりの始まりではないでしょうか・・・。
まだ・・大丈夫だと太平楽を決め込んでいる民放の関係者に衝撃と継承になれば良いがと、老婆心ながら心配するモノです。
広告会社も従来のメディアを中心とした事業展開では成り立たないとの認識が強まったようです。業界最大手がデジタル関連分野を対象とする百億円のファンドを設けるそうです。自分達の手で開発しようとしないところが如何にも・・・らしいのですが。
デジタルコンテンツの流通、デジタル機器などIT関連の花広井企業と事業が対象。将来は中国や欧米などにも投資先を増やすとのこと。ネット広告などデジタル関連の国内市場は・・・年々倍増する勢いに手を打った形です。
ネット社会の波は・・・産業革命以来の大激変。広告業界にも津波のように押し寄せてきています。
その波をどのように受け止め・・・立ち向かって行くのかが、問われています。
我社の場合は・・・120万部に達する地域密着型の生活情報誌(フリーマガジン)と新規事業モバイルポータルサイト「フリモ」が有機的に機能し始め、地域社会に健全な生活情報を届けることができるようになりました。
諸行無常・・・・世の中の一切の作られたものは、猛烈な速度で変化し続けていて永久に不変なものなどない・・・・広告業界の、この激しい変化を当然のことと受け止め・・変化に抗うことなく・・・立ち向かっていきたいものです。                                          Goto

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