ここは一番・・・有為な人材を集め・・大局的な判断を。
日曜の朝っぱらから・・・難しい話もなんだが・・・・「「自分の領土のどこへ行くかは、大統領自身が決める」・・他国に文句を言わせないロシア大統領の軽率な行動には弱ったモノだ。
そもそも・・・北方領土は第二次世界大戦で日本がポツダム宣言を受諾した後にソ連軍が占拠した。更には、ソ連は日本が千島列島を放棄したサンフランシスコ講和条約に署名しておらず、日露の国境は法的に未画定のままになっている。
その事実を全く無視して・・・・勝手に俺の土地だと決めつけ、どこへ行こうが自由だと開き直っての無法な振る舞いは許されない。しかし・・・だが。良く考えて見ると。訪問した国後島にはロシア人が現に住んでいる。
自国民が・・・他人の土地であろうが・・・生活している以上は・・その国の最高責任者が視察であろうと、激励であろうと、政治的意図を含んでいようと・・・訪れることに不思議はない。つまり・・・・65年も実効支配している歴史の重みを無視はできまい。
私は・・・・戦後・・日本の指導者達は本気で北方領土を取り返そうと思ってきたのか?世論はその後押しをしてきたのか?そこを疑いたい。近々の話では・・・刑事被告人となって議員バッチをはく奪された鈴木宗男氏が・・・
ロシア側の主張する1956年の日ソ共同宣言に基づいて、2党返還交渉を進め現実味を帯びた時・・・・野党うを始め与党内部からも、そしてメディアも・・・それに煽られた輿論も・・・こぞって4島返還論出なければと主張・・・彼の努力を無にして・・・交渉を頓挫させた記憶は新しい。加えて・・・北方領土に造詣深い政治家を抹殺してしまったではないか。
鈴木氏のことを言っているのではない・・・・・ロシアとはとても難しい国で・・・余程、相手を知るものでなければ一筋縄ではいかない国であることは・・・分かっている話ではないか。にも拘らず、原則論を振りかざし・・問題を先送りしてきた責任はだれが取るのか・・・・?
こと・・・軽率な指導者が隣国に表れたのだから・・・そんな輩に大騒ぎする方がおかしい。むしろ、平和ボケした国民の妄動こそ諌めるべきだと思う。政府は、長期的な視野に立ち・・彼の国を熟知した有為な人材を集め(本来ならば外務省なんだろうが)大局的な見地から物事を判断すべきであろう。
我岐阜県にも・・・・ロシアを徹底的に研究する有為な若き学者が・・・岐阜大学にいる。 Goto
コメント