原点回帰

不透明な時代、急がば戻れ・・・だと思うのですが。
来週になりますが、JLAA(日本地域広告会社協会)の春の理事会が静岡で開催されます。
JLAAも早いもので、四月の総会で、満9年・・・来年は節目の年を迎えます。
広告業界は、ネット社会に入り、情報ツールが多様化、従来のビジネスモデルでは、生き残る事は難しい時代に突入しました。取分け、地域経済の活性化を担う、地域の広告会社に取っては、ネット社会に対応する新たなビジネスモデルの構築が焦眉の急となっています。
JLAAは、今期のテーマに、新たなビジネスモデルを構築するには、自分達の歴史と足元を振り返り、我々は何の為にこの仕事をするのか、という原点戻り我々が取り組んでいる仕事内容を再点検する時であるとの認識で「原点回帰」を掲げました。
仕事に追われる日々、何の為に仕事をするのか?なんて青臭い事を考えている暇などないと思われているかも知れませんが、現状を打開するには、まず、自らの立ち位置を正確に掴めなければ前には進めないモノです。
年が改まってからの傾向ですが、複雑化した世の中を生き抜くには原点に戻りたいとの欲求が高まっている気がします。ニュース解説書が人気になったり、富士山や伊勢神宮が人知の及ばない大きな力を感じて癒されたい欲求や、大人の社会見学ツワーに人が集まるなどは、原点に回帰したい現れです。
拡大や高度化を是とする時代から、停滞、渾沌とした不透明な時代が続いていますが、原点に回帰する傾向は、無意味なようですが、現状を打破するには的を得ているのではないかと思います。
世の中に一歩先んじているJLAA、その理事会で、原点回帰の後に、どんな地平があるのかを議論できるのがとても楽しみです。 Goto

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