三色団子

自民党政治の・・・地方からの崩壊・・・
名古屋市会議員選挙が佳境に入りました。立候補者は定員の約2倍。河村市長が投げかけた、市民税減税・議員報酬半減の政策に、名古屋市民が如何なる審判を下すのか・・・。
雨後のタケノコのように誕生している地域政党の去就を占う選挙でもあり、政治のうねりを感じます。
各種選挙と有権者の関係を串に刺した三色団子に例えた人がいます。櫛は有権者。団子が各種の選挙。一般的には・・・国会議員をある政党に投じるとしますと、県会議員も、市町村会議員も・・同じ政党に投票するモノだと思うのですが・・・・
大都会は知りませんが、大方の地方では、国会議員は民主党で、県会議員は自民党。市会議員は共産党の候補者に入れるなんて、ことが良くあります。有権者(櫛)が違う政党(色違い)を選ぶ。それが、三色団子の意味です。
特に市町村会議員の場合。政党や党派を超え、地縁血縁や直接的利害によって、投票行動が決まるケースが多いようです。それが、色違いの政党や党派を選ぶ主たる容易になっています。
しかし、今回のリコールによる出直し市議選は、どうも様子が違うようです。
私は二つの点で注目しています。一つは、人間関係と切り離して市議をえらぶ。政策本位と言えば格好が良いのですが・・・。中央政界と地方自治とは違うという政治の切り分けが始まった。
もう一つは・・・愛知県は民主党の牙城と言われる地域です。政権交代の中核的な役割を担った地域です。そこで、一見・・既成政党離れが進んでいるように見えますが・・実は、60数年続いた自民党政治の崩壊が地方でも始まったと見るべきではないでしょうか。
この選挙、地域政党が躍進し・・・統一地方選挙にも大きな影響をもたらすでしょう。新しい時代とはこうやって、混沌としながら・・・姿を現すのかもしれません。この状況を一人ほくそえんでいるのが、自民党政権の影の主役・・・官僚だとすると・・・・・。
パフォーマンス政治に気を取られているうちに・・・ゾンビが頭をもたげ、官僚支配政治が復活するのではないかと・・・心配です。いずれにせよ・・・団子よりも・・櫛がしっかりせねばいけないのでしょうね。   Goto

コメント