まずは、謙虚さから・・・
あー嫌だ。嫌だと、思いながらも・・・腐れ縁で別れられない、酒やたばこと同じように・・・最近の、死神に取り憑かれたような文藝春秋の特集企画が嫌で、嫌で仕方がなくって・・・今月こそは、購読を止めよう・・・と・・・・
強く心に誓っていたのですが・・・・そこはそこ・・・今月は毎月の発行日よりも二日間も早く、店頭に並んだものですから・・・ついつい・・・何かあったのではと案じて・・・購入してしまいました。(理由は10日が日曜日だから・・早くなっただけですが)
買っちゃったんですから・・・仕方がない。読まねばもったいない。てんで、まずは、一押しの塩野七生さんの巻頭「つぶやき」から・・・目を通すと・・・。
あんたメディアの性格分かってて、ぶつぶつメディア批判してるの?・・・と一撃されたようなので・・。
報道人とは如何なる習性をもった人種なのかを・・・塩野さんの文章からおさらいしてみます。
1、何かが起こらないと報道しない。
2、悪いことなら何でも取り上げるのに、事態がうまく進んでいないような場合だと、報道心を刺激されな いのか、取り上げること・・・はなはだ少なし、になる。
3、自分の国や自分自身が興味を持つことしか報道しない。
4、とはいえ報道人も職業人なので、毎日何かを書き言わねば仕事にならない。それで何もない時は、 予測記事を垂れ流す。それがまた、たいていの場合的を外れている。
こんないい加減な人種の書いたり言ったりする報道に左顧右眄してはいけないよ。との忠告が胸にストーンと落ちる。納得しただけで・・今月号を購入した価値はあったと・・・自らに言い聞かせました。
塩野さんの「つぶやき」紙面・・もう少し続きますので、紹介します。
古代ギリシャ人に「真・善・美」・・・美しい行為は真であり、それは善にも繋がっていく考え方がある。古今東西に関係ない人生の処し方だと言える。
日本に半年に一度の割で帰国するが・・・イイ顔になっている人は、この半年の間に良い仕事をした人で、醜い顔に変わった人はイイ仕事をしなかった人である。肉体上の美醜にも社会的な地位にもまったく関係なく、この評価は相当な確率で当たる。と語る。
更に・・・美形なのに醜く変わった人は、批判するためだけに批判しているかのような人に多い。一方、同じく批判でも首長の政府批判は切羽詰まっていて醜悪にはならない。福島と聴くだけでヒステリーを起こすような人々の顔は醜く変わってくるに違いないと・・・福島産を拒否する利己的な行為をする輩を厳しく叱責している。
大いに納得です。そう言えば・・・報道人に醜顔が多いのは、批判のための批判が仕事なのかもしれませんね。我社の「生活情報誌」づくりは、「地域の活性化」という「美」しい行為です。「地域社会への貢献」という「真」に基づくモノです。充実した情報誌はその地域を「善」に導くモノです。
そのせいか・・・・最近の我社のスタッフ・・・美しい人が増えました。私も、文藝春秋を批判しないで、謙虚な気持ちで読ませて頂きます。そうすれば、田舎のおっさんも少しは・・・味のある顔になるかも知れませんから・・・ Goto
コメント
類は類を持って集う。とも申しますね。
学生時代・・・親に良く言われました。
友達が悪いって・・・でも、悪いのは息子だと、思わぬ親がおかしいと、反発してました。
Goto
宮本輝さんのエッセイでこんなことをおっしゃってました!
運の悪い人は、運の悪い人と出会ってつながり合っていく。へんくつな人はへんくつな人と親しんでいく。心根の清らかな人は心根の清らかな人と、山師は山師と出会い、そしてつながり合っていく。by 宮本 輝