12年問題

正念場です。毅然と立ち向かえ。
年内に、消費増税準備法案の大綱(素案)を示すと、党首討論で、明言した野田首相。民主党税調の藤井会長。そんなに早急に答えは出せない。と、慎重な発言を繰り返す・・・・。
日本の政治がなにも決められず、先送り、先送りで、長期低落を続けている大きな要因は、議院内閣制にある。政治は数である。政権党内で、意見の違いが露呈すれば、足元が揺ぐ。消費税増税問題を権力闘争に利用する勢力が存在する限り。首相は素案すら出せない。
そこはそこ、政治である。藤井会長が慎重な姿勢を崩さないのは、増税反対派に対する配慮であって、素案を否定するものではない。乾坤一擲、発言通り・・・年内に素案をだし、勝負にでるべきだと思う。
もしも、もしもといっても、残り、二週間ほどだが、素案発表すら・・・来年に先送りするとしたら。残念だが、前任の二人と同じで総理の器ではない。と言うことになるだろう。
来年は、隣国で12年問題といわれる指導者の交代が起こる。ロシアはプーチン首相が大統領に。韓国でも新大統領が誕生。米国でも大統領選挙が実施される。中国では習近平氏の国家主席昇格が確実視され、北朝鮮でも、金正恩氏への権力移行が本格化する。
取分け、新指導者は、日本外交の足元を見てくるだろう。もしも、野田首相の足元が揺らぎ、軟弱な政治姿勢が露呈すれば、中国との尖閣。韓国との竹島。ロシアとの北方領土。国家の根幹である国境すら危ぶい・・。
私は野田首相と縁もゆかりもないが・・・・低姿勢も良い。安全運転も良い。しかし、ここは正念場。信念を曲げず、法案を年内に提案して欲しい。でないと、来年、近隣諸国の首脳交代と歩調を合わせ、またしても、首相交代なんてことになる。そんなことになれば・・・・・
別の意味で、日本は、12年問題を抱えることになる。
ここは、野田さんが毅然たる態度で素案を年内に発表し、隣国の新指導者に、日本のリーダーは侮れないと、一目置かれる地位を確立して欲しいものだ。。Goto

コメント

  1. Goto より:

    そうですね。
    難しい舵取りが必要ですが、
    要は、決断実行ですね。
    とは申せ、あの3/11の緊張感は何処へ行ったのでしょうかねぇ。Goto

  2. レモンハート より:

    こんばんは。
    おひさしぶりです。
    消費税問題。
    高齢化社会で、財政の再建は必要。
    プライマリーバランスも悪い。
    日本人は社会に甘え過ぎた。
    増税し、その増税分を社会保障に廻す
    コンセンサスは大切です。
    その通りだと思います。
    TPPについても同様です。
    ただ米中が太平洋を挟み高度に政治的に向き合う現実の中で、財政健全化を自己目的としただけでは、貧乏人・中小の企業は首をつらなきゃなりません。本当に難しいかじ取りです。
    この問題と円安は密接なような気がします。
    内需が落ちた分は、外貨をかせぐしかありません。円安誘導のためにお金を発行するか、円買いに課税。
    消費税と外交はセットのような気がします。
    身をただしてから消費税を上げるなんてやっていたらいつまでも進まないこともわかっております。
    ただ、外国をにらみつけながら、財政再建をしてほしいです^^
    政治には疎いですがそんな気がします。
    中国は懐の深い国です、
    アメリカはときに狡猾さをみせます。
    相当な覚悟と智恵が必要ですね。