平安のみやびを楽しんでます。
NHK大河ドラマ。平清盛が、放送開始から、12回目。視聴率がワースト記録を更新中だとか。
前作の「江」と比べる術もない。格段の出来栄えだと、久しぶりに、楽しんでいるのだが。なぜ、視聴率が上がらないのか。
私にはさっぱりわからない。あえて言えば、兵庫県の知事が、汚い。と叫んで、メディアに悪評が報じられたからなのか?だとすれば、日本人って。なんと、付和雷同なんだろうか。メディアに左右されるのだろうか?笑ってしまう。
それとも、内容が難しいからなのだろうか?取り分け、和歌。枇杷。源氏物語。平安のみやびを丁寧に織り込む演出は見事。人物像も史実に基づき描かれ、歴史の勉強にも。さすがNHKだと、感心しているのだが。
それに、日本人の好きな戦国時代の英傑が生まれるバックグランドとしての、王家と武士の関係。宮廷社会の階級制度を打ち崩す姿は、今の社会にも通じるのではないか。役者の渾身の演技とあいまって。私には興味が尽きないのだが。なかなか、上手くいかないものだ。関係者の歯軋りが聞こえそう。
最近のテレビ。予算削減の煽りで、丁寧なドラマ作りが、激減している。TBSの「運命の人」は最高傑作でしたが。取り分け、時代劇は制作費が掛かる。水戸黄門の中止も、それに尽きる。NHKが大河ドラマを止めると、テレビで本格的な時代劇は見られないことになってしまう。
そんな寂しいことが起こらないようにするためにも、見応えのある平清盛にチャンネルを合わせて欲しいと、番宣(番組宣伝)する。Goto
コメント
コメントありがとうございます。
文藝春秋に渡辺淳一さんが白河法皇と待賢問院たま子を題材とした小説「天上紅蓮」を連載してました。渡辺先生です。なかなか強烈でした。源氏物語も同根にあります。それを読んでいたので、前半の流れが鮮明でした。政治はポピュリズムが横行してます。ポピュリズムの権化のようなテレビメディアが、どうじゃって、胸を張れば、批判の山は必然。負けるなNHK。とあえて、申し上げたいところです。Goto
時差12時間のブラジルでは、日曜日の朝8時に始まる大河ドラマは、ゴルフをすると見られません。
そのため午後3時から再放送を、ゴルフ仲間で近くに住んでいる日系人で
大河好きの方に良く見せてもらいます。
日本史にも詳しい方ですが、今回の平清盛は非常に分かりにくいと不評です。
安土桃山時代と違って、登場人物の名前に馴染みが無い上に、
ご維新以降の天皇陛下をイメージしている方々には、
院政って何だという素朴な疑問があります。
皇室(王家)と朝廷の腐敗振りや没落の演出が回りくどいのでしょうが、
前半は著名なエピソードがないので仕方ないところです。
こちらでは、NHKも見られる番組が限られていますので、「面白くなるのはこれからですよ。」と
チャレンジする大河ドラマの今後の展開を楽しみにしています。
・・・しかし中井貴一は良い役者になりましたね。
今年に入ってから、テレビの出稿が好調です。
新年度も第一四半期はタイムが取れない状態です?個人消費が上向いている証左だと思うのですが。この、一瞬のタイミング。好況時に次なる一手を打つべきです。さてさて、どこの局が、既成概念をぶち破って、方向性を明確にできるか?問われるところです。Goto
寂しいことですが、的を得たお話に業界人の一人として重く受け止めています。時代劇が作れなくなるどころか、現代劇・ドラマも作れなくなりそうなローカル局ばかりになりそうです。いま普通のテレビジョンで見る事ができるチャンネルは、いつの間にかものすごい数。地元のケーブル局と契約していれば、その倍くらいの番組が準備されています。ハードもスマホやタブレットと増える一方です。戦国時代さながらの乱立状態が、一体どうなるのか?想像するのも難しい昨今です。巨大か圧倒的に小粒か?しか生き残れないかも知れませんね。