らしさを捨てる

フジテレビの復権は名物プロデューサーの役員就任で可能か?
世の中には、誰もが「そうだよなぁ」と、思っているのに、どうにもならないことがある。
例えば、テレビ番組で「同じような司会者が、ひな壇に同じような芸人を並べてはしゃぐバラエティー」・・・何とかならないのと、心ある視聴者はチャンネルを切り替えるか、スイッチをOFFするのに・・・・。
一向に変わらないし、無くならない。むしろ、バラエティー番組が増えてる局もある。「どのチャンネルを回しても同じだと言われることは、制作者にとって屈辱のはずだが」と語るのが、フジの編成政策担当の常務に抜擢された、ひと世代前だが、ヒットドラマを量産、時代の寵児といわれた名物プロデューサー。
若者に照準を合わせるとの理屈で、朝から芸能ニュースとスポーツ満載。バラエティー番組も最も多いチャラチャラフジ。「ヒットメーカーが3人いれば局は変わるし視聴率も戻せる。そんな難しいことではない」と、視聴率3位転落からの再生に意欲を見せる。
だが、「面白くて、かっこいいフジらしさの復権を目指す」「朝日新聞だって偉そうで鼻につく、でも鼻につくからこそ、朝日はいいんだろ」「フジの価値観が大切にだ」(朝日新聞9/4朝刊から)と、世の中人が、バラエティーが鼻につき、フジの視聴率を4位にしたいと思ってることには、耳を貸さない。
なかなか、骨がありそうで、面白い人物。フジの復権とやらを見てみたい。
私のテレビ観だが、ネットの台頭で、視聴時間が落ちたとの説には、懐疑的。それは若者がテレビを見なくなった理由だが、だとすれば、サッカーを始め、若者が望むスポーツ番組に力を入れるテレビ朝日の視聴率が1位になった説明がつかない。
TBSの朝の報道番組。視聴率は良くないのだが。社会的に影響力ある人達の視聴率は高い。だから政治を左右すると言われる。テレビ朝日の報道ステーションもそうである。だということは、テレビ番組の価値を判断するのは、旧態然とした視聴率で推し量るベキではない。そんな時代になったのではないか。
スポンサーも視聴率が高いからと(テレビのスイッチがONにセットされてるだけで、誰も見ていない)批判渦巻くバラエティーの提供をすればするほど、広告効果は半減することを知るべきだ。
ネット社会。新たな媒体がいくつも誕生しているが、最も、効果的な広告媒体はやはり、テレビだと思う。だからこそ。スポンサーは、視聴率にとらわれては行けない。番組を質でスポンサーどすべきである。
そんな時代だからこそ。局の編成政策担当者の手腕が問われている。フジの新役員にエールを送るが、フジのらしさとは、いったいなんなのか?らしさ失うことを怖がっては、早晩、それだけの男かとの評価で、終わるだろう。当然、3人のヒットメーカーも登場しまい。勿論、フジの復権など有りはしないと思う。Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    テレビ局にはそれぞれのカラーがありますね。らしさですが。でも、日テレが夏休みのメーン番組として24時間テレビをやれば、フジテレビも27時間テレビを。お互いに真似しあうのもカラーかと皮肉り、どこに独自性があるのかと疑いたくなります。メディアの王様は新聞ですが。テレビは主役です。主役はどんなカラーでも出せてこそ主役。昨日のカラーに捉われず、新たなカラーを築いて欲しいです。Goto

  2. まい より:

    こんばんは。ご無沙汰しております。
    日テレのど根性臭さ、TBS のお行儀良い感じ、テレ朝のデスク臭さ、何となくテレビ局は色がありますね。フジは臭さくない。フジはフジらしさが色といえる気がします。抽象的でしょうか?
    岐阜では、東海より、中京の方が、頑張ってる感じがしますが、やっぱりフジが好きです。私はフジらしさが無くなるナラ、フジは見ません。らしさを捨てることはない。
    フジらしい挑戦とフジらしい変化に期待します。
    フジらしさとは、華かな!