岐阜国体中間報告

200張りのテントを一昼夜で張り直した。関係者の努力に金メダル。
29日に開会した「ぎふ清流国体」も8日目。閉幕の9日まで、残すところ、3日となりました。13日からは障害者の清流大会が始まります)毎朝、メイン会場の岐阜メモリアルセンター内を早朝ウォーキングで、巡回しますので、会場風景も含め国体事情を報告をします。
競技は、昨年、主催県の山口が、天皇・皇后杯を手にしたのですから。岐阜県チームにも頑張ってもらい、両杯を手にして欲しいと願います。が、勝敗にはあまり興味がありません。で、開会式の模様を。天候にも恵まれ、開会前、セレモニーの前に行われた、郷土の芸能・文化紹介演技、よく訓練され見事でした。
取り分け。拳法の演舞。空手の形披露、総勢1500名ほど。若い女性が多いのに驚きましたが。迫力満点。それに、郡上踊り。かわさき、春駒を、生の声で聴き、さすがに歌い込まれている、金華山に響く・・・・。その渋い音色に合わせ・・・
約1000名が、夜ではなく、昼間、それも午前中に輪になって踊る姿もオツなもの。
谷汲踊り。下呂の龍神の舞など、岐阜県の祭り文化が次々登場、4万人の観客を酔わせました。
開会前セレモニーは、岐阜県が生んだアーティスト。日比野克彦さんが総合プロデュース。こよみのよぶねが、長良川に見たてた、陸上のトラックをゆっくりと巡り。フィールドでは岐阜の四季が清流をテーマに織りなす・・・岐阜ならではの企画。ロンドン五輪のオープンイベントとは行かないが。必見の価値はありました。
選手団の入場。岐阜県選手団の先頭を胸を張って歩く役員。見知った顔が誇らしげに行進。彼らが、国体をここまで盛り上げたと思うと、思わずご苦労様と申し上げたくなりました。驚きは、各務原航空自衛隊の基地から飛びたった5機のブルーインパルスが、白煙あげ、会場上空で、扇形広がる様には驚きました。
極め付けは、4人のランナーが受け継いだ聖火への点火。
岐阜出身の五輪新体操松原選手が。そして、シドニー五輪の金メダリスト高橋尚子さんが。
その後が。サプライズ。47年前の岐阜国体で、聖火に点火した当時18歳の古田肇さんが、高橋さんから炬火を受取、最終点火者のカヌーに出場する高校生伊東選手18歳に・・・・。
戦後から脱却、高度経済成長へと突き進む時代。輝かしい未来を背負って聖火に点火した高校生・古田肇さんが・・・現岐阜県知事。
あの炬火最終ランナーが、47年の歳月を経て。この場所に戻って来た。私も当時、高校2年生。知事がゆっくりと一歩一歩・・・踏み締めながら、走る姿に、あの頃と、あれからが走馬灯のように巡る・・・。
思わず、目頭が熱くなりました。主催者の重責務めながら。両陛下をお迎えしつつ、よくぞ、走ってもらった。観客席には、私と同じ思いの人達が多かったのでしょう。会場は開会式一番のどよめきが巻き起こった。
長い中間報告になりましたが開会式の感想もですが。その翌日。台風17号が愛知県に上陸。日本列島を縦断。さて、メイン会場には、約200以上のテントが張り巡らされている。万が一強風に煽られ舞い上がれば、大変なことに・・・。大会関係者。取り分け、岐阜県の職員を中心に必死の危機管理がなされたのでしょう。
1日の朝には、テントが見事にたたまれ。そして、2日の朝には、元に戻って、何事もなかったかのように、競技者や観戦者を迎える。この早業。この努力。まさに、神業。
危機管理は発揮されて何事も起こらないと、メディアは報道しない。それで良いのですが。
テントが張られ、会場の準備が整うまで、3ヶ月。それを一両日で、壊して、元に戻したんですから。華やかな、国体の影で、こんな努力が展開されて・・・・・。素晴らしい大会じゃないですか
後、三日間。岐阜県内は燃えています。関係者には最後まで気を抜かず頑張って欲しい。ここまでは貴方達が金メダル。勿論、その後続いて行われる身障者のぎふ清流大会まで。Goto

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