全員野球内閣の意味は、憲法改正のためのシナリオに沿って……
第4次安倍内閣が発足、安倍政治、最終章がスタートしました。
全員野球内閣だと、胸を張りましたが、批判メディアや野党からは、
新入閣が12人と多く在庫一掃内閣ではないかと揶揄され……
更には女性の入閣が一人なのに女性が活躍できる社会など口先だけではないか。
あるいは、党役員を含め、首相に近い人が多く、お友達内閣との批判も……
そして、相次ぐ財務省の不祥事、財務大臣の留任でそのけじめがつくのかとも……
いわれているが。
私の見方はそうではない。
何をやりたいかを明確にした布陣を敷いたと思う。
在庫一掃は総裁選支援の各派閥に対する論功行賞であり、
はっきり言えば、無難にこなしてくれれば良い。領袖の言う通りにした。
ミスれば派閥の責任ですよ。その先は分かってますね。
女性の入閣が一人しかない。現実は大臣を担いうる女性議員の絶対数が足らない。
派閥からの推薦もないし、育っていないってこと。それが問題だといえば、問題なのだが。
人が育っていないのは、野党も同じ、重要省庁の大臣を担当できる女性議員はいるのか。
安倍首相は、組閣にあたり、土台を変えないと総裁選直後から明言。
副総理を変えないのは当然。モリカケ問題で退任に追い込めなかったのです。
この場に及んで、おかしいと言ってもせんなきことではないか。
命名された内閣のキャッチフレーズの意味は、
「全員野球」の全員とは、1強なので、野党との試合、勝利は間違いない。
だったら、高校野球で例えれば、ベンチを温めていた選手を
全員、代打に代走、そして、コーチボックスに立たせて、試合に出場させたと
考えれば意味がストンと落ちる。
ですから、この内閣は、消化試合である準決勝戦の布陣であって、
優勝戦を戦う体制ではない。来年の参院選までのつなぎ内閣です。
安倍首相の優勝とは憲法の改正です。その地ならしは党役員にあります。
そこに最も信頼できる人材を配置したようです。それをお友達人事との批判は当たらない。
この内閣の目玉は、菅官房長官が、拉致問題担当になったことです。
トランプ大統領と金正恩委員長が二度目の会談を行えば……
その後、安倍首相は北朝鮮を訪問するでしょう。そして拉致問題に一定の決着を
つけると思います。一心同体の官房長官を拉致問題担当にしたのはその覚悟でしょう。
成功すれば、シナリオは……参院選勝利、そして第5次安倍改造本格内閣発足。
派閥の領袖をすべて、閣内に取り込むでしょう。そして、憲法改正法案を
国会に提出、そして通過させ、国威発揚の東京五輪を成功させ、
国民投票を実施、過半数を得て、悲願の憲法改正を実現する。
そんなシナリオの最初のページが全員野球内閣だと思います。Goto
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