中国や韓国の周回遅れですが、コロナ禍の副作用として一気に・・・
私はロータリアンです。38歳で入会しましたので、30年以上の会員です。
ロータリーの「奉仕の精神」と「職業奉仕」そして「会員間の友情」の思想を
誇りに思っていますが、出席率がクラブでワーストの不良会員です。
ロータリーの委員会に「国際奉仕」があります。
クラブの独自プログラムで、カンボジアに「小学校」を寄贈しました。
四半世紀以上前の話ですが。その折、新築となった村の小学校に贈呈式に向かいました。
そこで驚いたことがありました。電話も満足に繋がっていない農村でしたが、
新校長の手に携帯電話が握られていました。えっ・・・日本でもやっと携帯電話が
普及し始めたころです。小学校すら建設できない後進国・カンボジアの
それも、僻地で、携帯電話です。なんと・・・・
でも、その時に私は気付きました。
文明の進歩というものは、順序立てて進化するのではない。
カンボジアで電線が敷かれ、電話が普及するという先進国が辿った道は歩まない。
そんな手間は省いて・・・平地の多い国柄、中継局を造って電波を飛ばせば、
電話回線を国内網羅する必要などなく国中であっと言う間に電話網ができる。
そうなんです。文明は隔世するのです。
前置きが長くなりましたが。今日のブログで申し上げたいこと。
それは、日本という国は「IT 技術」では欧米どころか、中国にも韓国にも
何周も遅れてしまっていますが。コロナ禍の副産物で「DX」化が一気に
進むのではないでしょうか。カンボジアが通信革命を起こしたように。
もちろん、DXの価値が真っ当に理解できる政治家がトップに立たねば更に遅れますが。
で、です。「DXとは」をおさらいしてみます。
高速インタネットやクラウドサービス、人工知能(AI)などの情報技術(IT)によって
ビジネスや生活の質を高めていくことです。スウェーデンの学者が2004年に提唱。
企業ではITを活用した新たなビジネスモデルや、それに伴う業務、組織、
企業文化などの変革もさします。店舗を持つ小売業がネットで販売したり、
オフイスの業務が中心の会社がテレワークに対応するためプロセスを
見直したりすることなどです。
業務のデジタル化ですが、そこで得たデータをAIが解析することなどで、
DXが生かせる循環が起こってきます。
米国の調査ですが、20年のDX世界市場は前年比10%以上拡大し
1兆3000億ドルになるだろうと云われていますが、日本ではその数倍の
スピードで伸びるのではないでしょうか。
カンボジアの今がどうなっているのか、判断できませんが。
IT文明で乗り遅れた日本ですが、カンボジアの携帯普及のように、
コロナ禍の副産物として、企業は元より、日常生活でもDX化が
一気に進むことは間違いないようです。Goto
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