この国は異常に「菌」を嫌う「無菌国家」だと思いませんか。
緊急事態が解除され、県域を越えての移動も可能、経済回復に舵が切られています。
第2・3波は必ず来る。そのための備えが不十分である。
徹底すべきだと、専門家と称する人たちは警戒を怠るなと声を大にします。
しかし、第二次補正予算では、医療従事者への補償などを厚くし、
医療崩壊を招かぬよう体制を整えています。
首長によって大きく差が出ていますが、それぞれの自治体も対策を練っています。
比較的落ち着いていると申しますか、一段落している今こそ、第2・3波を防ぐ意味でも、
世界に類を見ない日本の「コロナ禍」について、なぜ、感染者数が少ないのか、
死者の数が少ないのか、感染爆発が起こらないのか、その理由を検証すべきとの声が
高まっています。
京大の山中伸弥教授が・・・日本的な何かがあるはず。
それを「ファクターX」と名付け究明しようと呼び掛け、研究者たちが動き始めました。
細胞学や遺伝学、民族学にまで及ぶ広範な議論が展開されています。
あなたはどう思いますか。専門的なこと、学術的なことは専門家に任せて
それぞれの国柄とか、習慣・風族などの観点から考えてみると面白いじゃないですか、
日本を、日本人を振り返り、自分の周りの生活習慣を見直す機会でもあります。
あなたも考えてみませんか。
マスクをする習慣がある。手洗い・うがいの習慣が日常的。
靴を脱いで家に上がる。公衆衛生が行き届いている。お辞儀の文化が接触を減らしている。
皆保険制度で誰でも医療が受けられる。四方を海に囲まれているなどなど。
面白いところでは・・数学者は「日本人の品格」がそうさせていると。
歴史学者は「日本は疫病予防の歴史」だと「衛生観念論」を述べ。
文学者は「自分が感染すると恥になる」という日本人独特の「恥の文化」がと。
私はこう思います。(暴論覚悟です)
戦後の経済繁栄で国が豊かになった。その結果、護岸工事に始まり、公共事業が
整備され、世界一清潔で綺麗な国になった。昨今、日本は裏寂れ、汚れた街ってありません。
シャッター通りでも街は比較的清潔を保っています。
欧州の先進国は綺麗じゃないですかという人がいますが。
イギリス人って週に一回も風呂に入りませんよ。フランスだってドイツ人だって、
街並みや風景は綺麗ですが、香水の文化って、清潔でない証拠です。
日本だって、清潔になったのは、高度経済成長以降です。
庶民が内風呂になったのは住宅事情が良くなったからです。
逆に、感染者が出る場所は、不潔なところです。
福祉施設でも、結果的には、整備が不十分で古い施設が感染しています。
夜の街も、昼に見たら二度と行きたくないほどの所が多いです。
で、です。私の結論は、日本という国は、戦後の経済成長で、
豊かさと清潔さを求め、あらゆる・・菌を排除してきたから・・・
コロナウイルスが、生息し難い国だからではと思う。
そうです。私が考える「ファクターX」は
日本人が経済成長で培った潔癖症と申しますか、「菌」を嫌う性質ではないかと思います。
私はそれを「無菌国家」と呼んでいます。Goto
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