衣料ロス

岐阜の地場産業・・・アパレルの振興は、この一手ではないでしょうか・・
岐阜市は既製服の街です。日米繊維貿易摩擦が起きるまでは・・
大阪の梅田とならぶ、一大既製服の生産地でした。
今でも、数は激減しましたが、岐阜駅周辺には「問屋街」と称し
既製服の卸店舗が200件近く軒を連ねています。
岐阜市周辺には、機織り工場があり、近在には紡績工場が点在し生地を供給していました。
私の子どもの頃は、どこの家庭でも、お母さんたちが内職で・・・
ミシンを踏んで、既製服の縫製加工し、問屋街で販売されていました。
本来なら、岐阜から「ユニクロ」や「しまむら」「あかのれん」などの
製造販売メーカーが続々と生まれるはずでしたが、残念ながら、そうはなりませんで、
紡績工場も姿を消し、縫製・加工の業者もいなくなり、生産は海外が中心・・
問屋街も元気がありません。
どこに原因があったのか、「日米貿易摩擦」の犠牲者だと総括されたようですが、
私はそれだけではないと思いますが、今尚だれも正確な分析や検証をしていません。
人間が生きる上で「衣食住」は不可欠です。ましてや「衣」最重要な必需品です。
廃れたとはいえ、岐阜のアパレル産業の歴史と経験、優秀な人材・・
そして、豊富なものづくりのノウハウは健在です。
岐阜の地場産業として、もう一度、復活して欲しいと願います。
門外漢です。知ったか振りはしたくないのですが。
国内ではアパレルの余剰在庫、つまり売れ残った新品が年間15億5千着もあるそうです。
それぞれにメーカーのブランド名が付いていますので、簡単には処分できず、
在庫に耐えきれない分は再利用されないまま廃棄されるそうです。
世界では数十億人が飢餓に苦しんでいるのに、日本では年間膨大な食品がロスしているのと
同じように、15億着もの衣服がロスしているのです。如何にも如何にもです。
今やネット通販の時代です。何処かで「衣料ロス」処理専門のサイトが立ちあがっても
良いと思うのですが・・・えっ、そんなものはもうあるですって・・
衣料品は受注生産の時代に入りました。衣料ロスは急激に減少しているとの声もありますが、
私は岐阜の既製服団体や若手の優秀なアパレルメーカーの経営者たちが、
大同団結して「衣料ロス」解消を旗印に・・大々的なサイトを構築すれば、
面白いと思うのですが・・・・如何なものでしょうか。Goto

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