やり場のない憤りに「安寧」を祈るしか術がありません。
明日は3/11です。あの東日本大震災から10年です。
震災遺構・仙台市・荒浜小学校を三度訪ねました。
校舎3階の手すりがグニャグニャに曲った様は・・・津波の凄まじさを目に焼き付けます。
逃げ遅れた人の様を伺い無情を感じました。
お隣の名取市・閖上地区には亡くなった944名の芳名板と慰霊碑があります。
二度訪ねました。昨年の夏、その地に震災の犠牲者が天にあがるイメージを描いて、
「種の慰霊碑」と「芽生えの塔」が建立されました。
「種の慰霊碑」には
「亡き人を悼み 故郷を想う
故郷を愛する御霊よ 安らかに」と・・・
「芽生えの塔」は津波の高さと同じ8.4メートルあります。
この夏には仙台の先輩に逢いに、石巻の友人と語らいに、そして
宮城県の仲間たちを激励に行きたいと思っています。
・・・そして閖上の慰霊碑にも立ち寄り、祈りを捧げたい。
明日を前に思うのは、人は大自然の猛威に、あまりにも無力だということです。
如何に酷い仕打ちであろうが、ただただ、こうべを垂れ「身を固くして」
通り過ぎるのを待つしか術はありません。残念ですが大自然には抗えないのです。
自然災害と関係はありませんが、
「防げない人の権力」による災害もあるようです。香港です。
民主化運動の中心的人物が次々と「国家安全維持法」の名の下、
逮捕され起訴され長期に勾留されています。
この権力の猛威に抗うことはできないのでしょうか。
中国当局は「愛国者による香港統治」を実現するだけ・・・
それに抵抗する芽は全て摘み取るのであって、猛威でも何でもないという。
民主主義の基本は選挙です。中国当局は「愛国者」しか立候補できないよう
選挙制度も変更します。民主主義を香港から奪い去ります。
仄聞するところ、肥大化し覇権化する「赤い災害」が狙いを定めているのは
台湾だといわれます。防波堤がしっかりとしている台湾の民主主義を簡単には
壊すことはできないと思うのですが・・・・襲いかかろうと虎視眈々と狙っています。
中国の「赤い災害」・・・東日本大震災とは別物ですが。
香港の人たちは抗えないのです。我々も手を貸す術がないのです。
やり場のない怒りが募るのですが、できることは祈ることだけとは如何にも無力です。Goto
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