高校生の苦手分野をAIが探し出す。教育の質が上がります。
高校の授業・学習指導要綱が改訂されました。
22年度から高校でプログラミングを含む「情報?」が必須科目になります。
エドテックが公教育を下支えをすることになります。
東京のIT企業・高校のプログラミング教育で、人工知能(AI)が生徒の苦手分野を
探し出す教材を開発、奈良県教育委員会と教員研修に関わる連携協定を締結しました。
情報?の指導案を共同で作成するそうです。
従来教育とは無縁だった企業がITを引っさげて教育産業に参入ってことになります。
文科省との取引等は新規参入が難しいのですが、
デジタル化の波は様々なものを飲み込んで変化しています。
「エドテック」とは教育(エディケーション)とテクノロジーを組み合わせた造語です。
日本では10年頃から学習塾や個人向けアプリを中心に活用されていました。
公教育の分野では御多分に漏れず遅れていて、経済協力機構(OECD)の18年の調査では
学校の授業中にデジタル機器を「利用しない」という生徒の比率は国語や理科で8割、
加盟国で最も高い状態でした。
19年・政府は公教育でのデジタル化の遅れを危惧し「GIGAスクール構想」(一人一台の
IT端末を配布する)を立ち上げました。コロナ禍での全国一斉休校が後押し・・
文科省によると公立小中学校は大方端末機の配布を完了。予算の枠組みが違う
公立高校でも段階的に整備が進んでいます。
となりますと「エドテック」の活躍と申しますか、使命は
この国の未来を左右することになります。
問題は教育現場です。指導の拡充に不安を抱える教員が多く、
その解消が奈良県教育委員会の教員研修に関わる連携協定ってことになります。
敢えてデジタル革命と申しますが、
世界から数周遅れと言われるデジタル化です。
その元凶は省庁です。デジタル庁が動き始めました。
岸田政権がどれだけ真剣にデジタル化と向き合うかが重要です。
そして、挽回の最後の砦は教育です。
教育現場で「エドテック」が機能すれば・・未来の光明がさすのではと思います。Goto
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