日本プロ野球機構の新規参入企業って・・・所詮は権力志向ですね。
北海道・日本ハムファイターズの本拠地・新球場がほぼ完成しました。
大リーガの野球場、大谷選手のおかげで、多くをテレビで観ることができるようになりました。
それぞれに特徴があり、臨場感があり、あんな球場で観戦すれば楽しさも倍加するのに・・
そんな夢が詰まった新しいコンセプトの新球場です。
日ハムは今年、成績は最下位でしたが・・・新庄監督を迎え「野球界の常識」を
ぶち破りました。それはご案内の通りです。サッカー人気に押され気味のプロ野球です。
野球ファンでなくてもプロ野球に目を向けさせた功績は大ではないでしょうか。
プロ野球は興行です。お客さんが球場に足を運んでナンボです。
日ハムの本拠地は今年までは札幌ドームです。なぜ、新球場を建設することになったのか。
巷間色々言われますが・・・公共の施設である札幌ドームには自由度がなく、
仕様に様々な制約があると聞きます。とりわけ、グッズの販売や飲食などに掛かる
マージンも異常だとか。ビジネスで考えれば、そんなことなら新球場を、となるのもわかります。
日本プロ野球機構(NPB)って、とても古い体質です。その元凶は、もちろん球界の盟主を
自認する巨人にあります。しかし時代の流れでしょうか・・・新聞社に鉄道など老舗企業、
オールド産業の象徴だったプロ野球親会社でしたが、西鉄がソフトバンクに、
近鉄が楽天に。大洋がDeNAに、阪急が日ハムにと主体が変わりました。
ですから・・・親会社の宣伝媒体であった球団が、スポーツビジネスとして、
生まれ変わりました・・・と、私は思っていました。でもそれは間違いだと気付きました。
何かと申しますと、日ハムの新球場、ホームベースから観客席までの距離が
日本の野球規則では18mを必要とする・・・なっているのですが・・・
米国では「推奨される」という規定でしかなく、臨場感を重視する大リーグの多くの球場は
それを守っていません。規則は米国で作られ、日本で独自に訳されています。
新球場を設計したのは、米国企業。彼らの解釈は米国規定。ですから、3m短い
15mで良しと判断したようです。
それがここにきて、NPBは、これはおかしい、認められないと注文を付けました。
それ自体は当然なのかもしれませんが、私的には・・・日ハムの身勝手は許さないと・・
声を揃えて反対する・・そんな機構の姿勢にびっくりです。
楽天もDeNEもソフトバンクもIT企業の雄たちではないですか・・・
彼らも一緒になっておかしい、反対だ造り直せはないと思います。
ホームベースからピッチャーマウンドまでの距離ではありません。
ホームベースからバックネットまでです。
お客様のために臨場感を・・・としただけなのに。彼らなら・・日ハムのチャレンジに、
面白い・・我々も3m前に出そうじゃないかと考えて然るべきです。私はそう思います。
いかに新興の企業だとて、やはり、保守的になるのですね。
その了見の狭さがプロ野球を衰退させていることに気付かないことに驚きです。
振り返れば日本ハムは、あのエンゼルス・大谷翔平投手を入団させてプロ入り後から
二刀流として育成しMLBへ送り出した輝かしい実績があります。
日本のプロ野球界の常識にとらわれない発想で新しい取り組みにチャレンジするところが
逆に旧態依然とした球界内の“守旧派”からは疎まれたとなると・・・残念でなりません。
日ハムは始めから知ってて縮めたのではと、穿った見方もありますが、
ことは・・・翻訳の問題なのかもしれません。何事も厳格にしたい日本人です。
18mを推奨するを18m必要とすると翻訳したのかも知れません。
3mですったもんだするのはみっともない。
日ハムが2年かけてシーズンオフに直しますとの一札で矛を納めたようですが
ずるずると・・このままで行くのではないでしょうか。観客が臨場感を好むからです。
スポーツビジネスの根本は良い試合とファンサービスですものねぇ・・・Goto
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