100円ショップ・インフレ国での消費者の心を捉えることができるか・・・
このところの物価高・・・どう判断するかは歴史が証明するのでしょうが・・
なるほど、30年近く続いた世界でも例がない日本のデフレ・・
その象徴とも言えるユニクロや100円ショップが海外で大好評のようです。
人間万事塞翁が馬と申しますが、何が災いし何が好転の材料になるのかは
全くわかりませんね。神のみぞ知るってことでしょうか。
岐阜は古くからの既製服の街です。アパレルで成功している友人が多くいます。
彼らは、異口同音に繊維の価格を破壊してきた、ユニクロや赤のれん、しまむらを
「ちょっと安売り」し過ぎだと一様に批判していました。アパレルの最大の特徴は
商品価格に定義がないことです。同じネクタイでもユニクロで買えば一本1000円台ですが
高級ブランドとなりますと5万円でも売られています。
日本で続いたデフレは、アイデア商品でいかに高品質なモノを作って廉価で販売するかの
過当競争でした。今でもそうですから。ですが。
その結果、他国では理解不能な価格で良質な商品が並びます。とりわけ100円ショップは
その王様ではないでしょうか。
私はリウマチ持ちです。手首が慢性的に腫れて痛い。ですから日常的にリストバンドを
はめています。そのバンドは両手で100円です。外反母趾を矯正する足指にはめる
シリコンも両足で100円です。ほぼ同じものを整形外科で頼むと1000円以下では
手に入りません。それは特殊な補助用具ですが、文房具などもホッチキスやカッターも
100円。大概の日用雑貨は100円です。びっくりですね。
こんな価格で販売できるのは・・・長期に渡るデフレのお陰です?
同時に日本人の叡智ではないでしょうか。貧すれば鈍すと申しますが、
安くて悪いではなく、安くて良いモノを作ろうとする日本人て、すごいと思いませんか。
でです。日本も物価高になり、インフレですが・・・
欧米では、日本の比ではありません。米国など、ハンバーガーが1個、1500円が
相場になっています。この2年弱で1.5倍から2倍にと異常な物価高騰です。
それに目を付けたのが・・・デフレの申し子たち。
100円ショップのダイソーが、高インフレを狙って、米国に1000店舗の展開を
目指すと、高らかに宣言しました。大拍手じゃないですか。
日本で苦しんで苦しんで苦しんで誕生したデフレの申し子・・100円ショップが、
インフレで苦しむ国でも消費者の切実な節約志向に応えることができるか・・
注視したいと思います。頑張れ・・100円ショップ。Goto
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