5年で三分の一が消滅したのです。危機感が感じられない・・・
このブログは、新聞は社会の公器。新聞ほど世界の情報を、社会生活の情報を、
丁寧に読みやすくまとめ、日々家庭に届けてくれるメディアはありません。
少なくとも、社会で一定以上の仕事をしようと思えば、新聞を読むべきだ・・
ぜひ、新聞を購読しようではありませんか・・
新聞には生きる上で十二分な価値はありますと、新聞を理解し新聞を購読してほしい。
そんな思いで綴っています。ですから、万が一、新聞が配達されないようでは・・
社会は暗黒だと思っています。
正月・元旦の新聞って、何ページ配達されると思いますか。
最盛期には、朝日も読売も毎日も、日経も全国紙は・・大晦日の夕方に二部以降を配達し、
一部は通常に元旦の夜明けに配っていました。もちろん、120ページにもなっていたことも。
それが今年は、読売84ページ。朝日82ページ。日経92ページ。毎日に至っては60ページです。
因みに中日82ページ。地元紙の岐阜新聞は頑張って102ページでした。
往時(10年ほど前)の3分の2まで落ち込んでいます。一部以外は新聞広告を掲載するための
ページです。3分の2まで減ったということは、それだけ新聞広告が集まらないってことです。
同時に・・・こんなことも言えるのではないでしょうか。
日本新聞協会が公表した最新のデータです。数字は如実です。
一般紙の総発行部数が3000万部を割り込み、2800万部台まで落ち込んだと。
私の感覚では衝撃的数字です。データは、この5年間で失われた部数は1000万部。
毎年200万部づつ減少していることになります。単純掲載でも15年後には
新聞が消滅するってことです。
データは22年12月の発表。10月時点での発行部数です。
前年比6.4%減、2869万4915部。10年前の2012年は約4372万部・・
年々減少、当時の3分の2以下の規模まで減少しています。
2017年→18年 194万部減
2018年→19年 195万部減
2019年→20年 242万部減
2020年→21年 180万部減
2021年→22年 196万部減
19年から20年の242万部の減少は、コロナ禍が大きく作用していると分析できます。
私の感覚では、巣篭もり状態に置かれたのです。逆に新聞を読む時間が増え、
歯止めが掛かるのではと思ったのですが・・・真逆でした。新聞離れが加速、
インターネットとデジタルデバイスの普及が進み、ニュースを知る手段としての
新聞の必要性がなくなったことになります。
新聞に関わる人たちは・・・当然にこの減少は肌身で感じているはずです。
危機感は相当なものだと推察しますが・・・新聞命(しんぶんいのち)の
私としては、その危機感が伝わってきません。
15年後には新聞が廃れてしまう・・・とは思いたくありませんが。
数字は嘘をつきません。5年で3分の1が消滅・・・誰が考えても座して死を待つか、
それとも大胆な改革をしない限り、新聞の命脈は尽きます。淋しい。Goto
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