「会社員」に「公務員」ですって・・・・
第一生命は、22年12月・小学校3〜6年生・中学生、高校生の男女3000人に
インターネットで「将来なりたい職業」の調査を実施、そのランキングを発表しました。
首位は、小中高生の男子と中高生の女子が共に「会社員」になりたいと。
小学生女子は「パティシエ」でした。現在の調査方法に変えた20年度から
3年連続で同じだったそうです。どうなっているのでしょうかねぇ・・・
両親ともに会社員として働いているから・・身近な存在を意識したのでしょうか。
それにしても「会社員」とはねぇと・・考えるのは、昭和世代だからなのでしょうかねぇ。
今回から・・・「憧れの人」は・・との項目を加えたそうですが・・
小中高と男女とも・・全てですがトップは「お父さん・お母さん」だったそうです。
小学生ならさもありなん・・でしょうが、高校生まで、親が憧れってなるとなると・・
いやいや・・やっぱりそう考えるのが間違っているのでしょうねぇ。
子どもは親を尊敬し、親の職業に憧れる・・それもどんな仕事をしているのかまで、
本当に理解しているのかどうかすらわからない・・・「会社員」という選択をする。
ひょっとしたら・・この調査自体に意味がないのかも知れませんね。
ずいぶん長くやっていると記憶しますが・・・中学生男子の3位、高校生男子の2位、
そして中学生女子3位、高校生女子の2位が「公務員」です。
公務員に夢がないとは申しませんが・・・親の職業と答える安易さと並んで・・
いかにも保守的ですね。設問が悪いかもしれません。
そうじゃない・・・日本が平和で、家族愛に溢れているからなのでしょう。
それに公務員は安定しているように思えるのでしょうか。
学校の先生になりたいはどの学年もありません・・不思議ですねぇ。
報じられているのは3位までですから・・・それ以下の順位に面白い職業を
選んでいるのかも知れませんが、女子の小学生と中学生の2位に漫画家・イラストレーターが
入っているのは漫画の影響なのでしょうかねぇ。男子の中学生2位・高校生の3位に
ITエンジニア・プログラマーが入っています。ネット社会の象徴なのかもしれません。
愛知県が・・・公立学校の児童生徒が保護者の休みに合わせて・・
年3日まで平日に学校を休める「ラーケーションの日」を23年度から導入すると発表しました。
週末や長期休暇以外にも家族で郊外での学習活動に出かけやすくなるようにするのが目的。
ラーケーションとは・・ラーニング(学習)とバケーションを組み合わせた造語。
家族と相談して事前に学校へ申請すれば、欠席扱いにしない。受けられなかった授業は
自習で補うそうです。休み方の改革に取り組む愛知県のプロジェクトの一環です。
学校を休みにして親子でバケーションが学習であるとすれば・・・・
子どもが学校に行くのは将来社会生活をする上で、最低の教養を身につけるためです。
たった3日だからと言うが、この国はどれだけ休みを増やしたら気が済むのか・・
あまりにも学校を蔑ろにしすぎのような気がします。
それと・・・休日や観光需要の分散に繋げるのも狙いだと
愛知県は全国初の取り組みと胸を張っていますが・・・
将来の夢が・・・「会社員」や「公務員」で「憧れの人」が両親・・・
そして、休み方の改革で・・・コロナの出口が見えた今、親の働き方も変わった・・
だからラーケーションの日を設け親子で遊ぶ。教育は国家100年の計です。
昭和のおっさんだからでしょうが・・・こんなことで将来は大丈夫でしょうか?Goto
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