レカネマブ

製薬メーカー、エーザイに敬意。高齢社会への福音です。

元々、物覚えが悪い。それが更に悪くなってきたと嘆いていたら・・・
それは認知症の典型的な症状だと・・・からかわれています。
なんせ・・・何度聞いても、レカネマブが覚えられないのですから・・

人の名前が出てこないのは、驚くことではありませんが・・
今思い付いて、良い考えだと、納得しても、他ごとをやっている間に・・
えっと・・さっきに良いアイデアはなんだったけ・・忘れて思い出せないのです。健忘症でしょうか。認知症でしょうか・・・
25年には認知症の患者が730万人を超えるそうです。

日本で今尚、人口がいちばん多い世代が・・・我々、昭和22・23・24年生まれの団塊世代です。この世代が75歳になることで、一気に社会保障費が増える・・それをなんとかせねばならないという問題が25年問題です。

米食品医薬局(FDA)って、コロナワクチンの承認で日本でも知れ渡りましたが、そのFDAが日本の製薬メーカーエーザイと米バイオジェンが共同開発した認知症新薬「レカネマブ」を正式承認しました。認知症の典型的疾患、アルツハイマー病の進行スピードを緩やかにする効果を証明した初の医薬品です。
今まで治療が困難だとされた認知症対策が新たな局面を迎えることになります。

日本でも申請されており順調に行けば9月をメドに承認される見通し。
厚労省が真面目に審査すればですが。欧州や中国では24年3月、カナダや英国、韓国でも23〜24年度には承認されると言われています。

エーザイはアルツハイマー病治療薬の開発に取り組んで40年以上、
96年には最初の薬「ドネペジル」がFDAに承認されたが、病状を緩和するなど「対症療法」の薬で、効果は限定的でした。今回のレカネマブは病気の原因とされる脳内タンパク質「アミロイドβ」を除去できるタイプの薬です。
FDAの承認はエーザイの悲願が実ったことになります。

日本のメーカーが2019年時点で世界に5500万人と言われるアルツハイマー病患者への福音になります。コロナワクチンなどでは欧米の製薬メーカーらに遅れをとっていたのを思えば、誇らしくなります。この承認を皮切りに世界中の製薬会社が更に鎬を削ってより効果の高い治療薬が登場することになるでしょう。

エーザイの社長は「病気でもたらされる負担を大幅に低減できる。介護面での貢献度は極めて高く、社会的な価値がある」と薬の意義を強調します。

因みにですが。アルツハイマー病は認知症の6〜7割を占めます。
病状が出ると10〜20年前から、脳内にアミロイドが蓄積して神経細胞が傷つき、脳が萎縮すると考えられています。

物覚えが悪い私は元々脳が萎縮しているのかも知れませんが・・・
物忘れが日を追って激しくなるのが自覚できる間に、レカネマブに出会えることは、あすへの希望が湧いてくるってことではないでしょうか。ねぇ・・御同輩。
問題は・・・自己負担です。米国では保険適用されるようですが・・
日本でもより多くの患者の治療に処方できるように・・配慮して欲しいものです。レカネマブ覚えましたよ。Goto

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