オントラック

電力の安定供給と温室効果ガス排出削減・・・

寒くなってきました。今年はこの地方、何年ぶり、いや何十年ぶりかで
ホワイトクリスマスになるかも知れないと、地元の気象予報がでている。
そうです。イブに雪が降るかもとの予報です。ロマンチックで良いのですが。

私は暑いのは比較的平気なのですが。寒いのは苦手。防寒には異常です。
日本の電力事情。冬よりも夏の冷房で使う電力の方が使用量が多いっていうのは、そうかなぁ・・・って首を傾げるのですが、本当らしい。

産業革命、今は第四次と言われるIT革命だが。第三次革命は電力です。
電力が人類の生活を豊かにしています。十分な電力を確保できない国は
「国民を豊かに」することはできない。しかし、一方では電力をどんな資源で
供給するかは、大きな問題になっている。そうです。

温暖化の原因が二酸化炭素排出にあることが定番化していて。
国連を中心に気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)で
各国の事情に応じながら「ネットゼロ(排出実質ゼロ)という共通の
目標」を目指すことに取り組んでいます。

日本政府は「2050年ネットゼロに向け、オントラック(順調)に
温室効果ガス(二酸化炭素)削減に取り組んでいると強調しています。
しかし、環境派(あえてそう呼びます)の人たちからすれば日本の
オントラックには懐疑的です。

自然エネルギー財団は「11年の福島第1原発事故で全国の原発が停止・二酸化炭素の排出量の多い石炭火力発電への依存度が高いのを基準に、短期間だけを見てオントラックと言っているのはおかしい」COP29に忠実ではないと批判しています。地球環境戦略研究機関(IGES)は「気温上昇には累積排出量が影響するため、政府の指標ではとても目標には到達しない」と計画そのものを見直せと迫ります。

いずれの意見も最もです。流石に環境派の組織です。
私が間違っていたら、教えて欲しいのですが。世界規模でこのまま温室効果ガスが排出されると本当に、気温上昇に影響するのかという本質的なことです。
これだけの国際会議なのです。そうだと思うのですが。

私の感覚ですが、地球ってそんなに柔なのでしょうか。
もっと大きな環境変化が要因ではないかと思えて仕方がないのです。

また、知りませんでしたが、目標を達成するための「対策」に「多様な道筋」があるとして、アンモニアや水素を化石燃料と混ぜて燃やす技術や高効率石炭火力など日本が推進する技術があるのですが。それは「対策」にはならないとしてCOPでは評価されていないのは本当なのか?ということです。

国際的には「電力発電所から排出されるCO2を90%以上回収する」こと以外には認められないのか。という疑問です。

政府は目標に向かって「オントラック」を強調しても
環境派には受け入れ難いのが現状です。

だとしたら。方法は一つです。日本の電力供給の50%を「原発」にすること。
そして火力発電所を目標まで減らすこと。それ以外には世界の環境派の納得は得られないのではないか?そう思うのですが。環境派は原発は危険だから反対というのです。

さてさて・・日本政府は「オントラック」というしか方法がない。
例え叶わぬのではないかと国際的な批判を受けても。Goto

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