全国高校女子硬式野球大会

スポーツの男女格差はなくしたいものですね。

ドジャースの大谷選手の活躍も遠因にあるのかも。
女性の野球人気が高まっています。それも観戦するだけではない。
プレーヤーとしても熱いです。

第29回全国高校女子硬式野球選手権大会が19日に開幕した。
参加校は昨年よりも6チーム多い。過去最多67チームです。
予選トーナメントを兵庫県丹波市・淡路市で実施、勝ち上がった16チームが
決勝Tに進出。8月2日の決勝は、5年連続で阪神甲子園球場で開かれる。
「女子高校野球・甲子園」です。

主催はもちろん、朝日新聞だと思ったのですが。
一般社団法人・全日本女子野球連盟と兵庫県伊丹市。
共催が淡路市。特別後援が朝日新聞です。

第一回・1887年5チームの参加。兵庫の凪川学院が優勝。
2000年に10校に。15年に初めて20校になりました。
19年に32チーム。21年が40チームで23年に50校を突破58チームに
そして去年が61校となり今年が67チームの参加。神戸弘陵が三連覇を狙います。

女子の高校野球では「3大大会」と呼ばれる全国大会が開かれています。
8月に1・2年生の新チームで挑むユース大会。翌春の選抜大会、そして
この夏の選手権です。試合は7イニング制。金属バットは男子が使う900グラム以上の「硬式用」の他に「中学硬式用」も使用が可能。ユニホームは、男子ではツートンカラーは禁止されていますが、女子は色や素材に制限はない。背番号は1〜99の算用数字から選べます。(相変わらずうるさい規則はあります)

去年、花巻東の主将として準優勝した佐々木選手は、お父さんが花巻東の男子硬式野球部の監督。兄は同校から米スタンフォード大に進み、大リーガーを目指しています。現在は筑波大で「動作解析や運動学」を学びながら、読売巨人軍女子チームの内野手として活躍しています。

佐々木さんは野球一家だから、野球に憧れたのが選手になるきっかけ。
まだまだ女子野球が普及しているとは言えませんが。
関係者の熱意が、女子選手権を67校まで押し上げてきました。
改めて関係各位のご努力に敬意を表します。

スポーツだけではありません。男性がとか、男子学生がとか、
とかく、男のスポーツだとか、男の研究とか、男の職場っていうのは
どこかしこに色濃く残っています。それがジェンダー調査で日本が世界から置いてきぼりにされる大きな要因ではないでしょうか。

朝日新聞がとは申しませんが。
女子野球の選手権もなぜ、主催しないのか。
春の選抜はなぜ、毎日新聞が名乗り出て主催しないのか。
来年の30回大会には、主催の一角に朝日新聞の名が欲しい。
そして、NHKが決勝トーナメントは中継して欲しいですね。Goto

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