イチロー・殿堂入り

小さなことを毎日積み重ねれば、どこまでも成し遂げられる。

私も人生の最後にこんなスピーチをしてみたい。
イチロー・メジャー殿堂入りのスピーチに感動しました。

このスピーチには彼の記録や表彰・数々の偉業への誇りだけでなく
人間としての謙虚さ、家族への敬愛、日々の小さな努力の積み重ね、
そしてユーモアのセンスが融合した、まさに我々、すべての日本人が
尊敬してやまない、イチローらしい、格調高い人間像が滲んでいます。

スピーチは・・・
まず「ひと言わせて」で始まります。
メディアの方から満票頂けなったのは残念ですが、
394票中・393票、99.7%という圧倒的な支持を得たにも拘らず・・
唯一票を入れなかった記者へ「夕食招待のオファーはすでに期限切れです」
とジョークで会場を沸かせた・・・質の良いジョークはスピーチの花ですね。

クーパーズタウン(野球殿堂のある場所)には2001年に初めて訪れた時から
「dreamではなく、goal」として再構築すべきだと語り、少年時代に書いた「プロ野球選手になるのがdream」という作文を「今ならgoalと書くでしょう」と喜びを表現した。素晴らしいですね。

体力に劣る自分が「トレーニングやルーティンに徹底的にこだわり続けたこと」を例にあげ「小さなことを毎日積み重ねれば、どこまでも成し遂げられる」と強調、19シーズン分の自己管理と継続の姿勢が、偉業に繋がったと振り返る。

77歳の私ですが、今からでも遅くはない。続けていることをコツコツと続ければ、このブログも、ウォーキングも、朝の読書も・・人間形成に役立つかな?

家族に対する感謝。これも最高のスピーチです。
「妻は最も一貫したチームメイト」彼女は常に前向きで、海を渡った環境の中でも家庭を幸せな場にしてくれた。最も特別だったのは、引退後にマイナーリーグの試合を見に行ってホットドッグを食べながら、「アメリカ式デートをしたこと」というほのぼのとしたエピソードを語りながら「野球が与えてくれた経験の中で、最も価値あるものだった」と。家族に対する思いをこのように表現できるイチローっていったい何者だ。ホンモノだと思いませんか。

ここの部分がプロだ。プロってこうあるべきだ・・と教わります。
「ファンが貴重な時間を割いて、自分を見に来てくれる。それは勝っても負けても最高のパフォーマンスをする責任がある」という信念を強く伝え、
プロフェッショナルとは何かを体現してきた姿勢に対する誇りと感謝を述べる。

プロフェッショナルは野球だけじゃないですよね。
この道で生きていくと決めたら、その時からプロです。
その神髄を語ってくれます。感動です。

スピーチの結びは
「メジャーの殿堂入りは目標ではなかった。2001年にクーパーズタウンを
初めて訪れた時には存在すら知らなかった。しかし、今日ここに立てるということは本当に素晴らしい夢のようです」と「夢と目標」の違いを改めて振り返りつつ、聴衆への深い感謝を持ってスピーチを閉じた。

イチローのメジャー殿堂入りに改めて敬意を表し、
「おめでとうございます」と申し上げます。

私の夢は地域みっちゃく生活情報誌で日本を元気にすることです。
目標は日本全国津々浦々・5000万世帯に情報誌を届けること。
まだまだですが。プロフェッショナルとして「毎日、コツコツと積み重ねれば、必ず目標は叶う」と信じています。まずはトレーニングだ。Goto

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