立公新党なるか?

常在戦場、血が騒ぐ

高市首相。通常国会冒頭、衆院解散。1月27日公示、2月8日投開票。憲政史上、希に見る超短期決戦だ。いやはや、なかなかやるねぇ、である。政局になると、幾つになっても血が騒ぐ。これはもう業なのだろう。自省しつつも、目が離せない。

常在戦場とは申せ、与野党の慌てぶりが実に分かりやすい。政治の実態は、平時より非常時に露わになる。何事も用意周到、準備八分。これに尽きる。

今回の解散は、その教科書通りだ。首相の狙いは明快。自民党単独過半数、安定政権の再構築。支持率が高いうちに打って出る。首相としては当然の判断だろう。果たして、思惑通りに事は運ぶか。

世論調査では266議席も視野に入るという。データは嘘をつかない、とはよく言う。しかし政治は、データだけでは割り切れぬ。想定外が起きるのが政治だ。今回は国民の関心も高い。

SNSがどこまで影響を及ぼすのか。結局はオールドメディアの論調が世論を引っ張るのか。メディアと政治の相互作用を眺める者として、これほど興味深い選挙は久しぶりである。

「大義がどうの」と、寝言のようなことを言っている野党には喝を入れたい。しっかりせいよ、である。国民民主は前回、候補者擁立不足で比例の議席を逃した。参政党も慌てて擁立を急ぐが、時間が足りるのか。短期決戦は、準備の差が残酷に出る。

私が最も注目するのは、政権を離脱した公明党だ。データで見れば、小選挙区で公明票が自民候補から離れれば、50議席規模で野党票を下回るケースが続出する。組織の強さは侮れない。支援がなければ、自民にとっては大きな痛手だ。

立憲と公明で新党を結成する、そんな観測も飛び交う。低落気味の立憲に、公明の組織力を掛け合わせ「中道政党」を名乗り、高市政権と正面衝突する。対決から解決へ、という風潮、美辞麗句はぶっ飛ぶのか。日本人ファーストは高市自民党に対峙する力はあるのか。中道など今更持ち出しても過去の遺物、との冷ややかな声も根強いが。

政治の根底は、結局イデオロギーである。右傾化高市とリベラル立公連合。誰がそんな絵を描いているのか。短期間で合意に持ち込めるのか。

立憲に燻る、あの名前が脳裏をよぎる。乱世に現れる古強者。良し悪しは別として、さすがと言うべきか。残火を燃やすつもりだろうが、時間が足りるかどうか。但し選挙目当ての野合批判は高まるだろう。

これだけの短期決戦、新人には酷だ。やはり地盤を持つベテランが強い。
解散は、確定した。この時点での政局観として、書き留めておく。
さて、歴史はどちらに転ぶか。血が騒ぐ一月である。Goto

コメント