カタリスト

黒船の襲来が頼りでは?
まだ、読んでませんが、138回目の芥川賞・直木賞の受賞者が決まりました。早速楽しもうと思ってます。
テレビのインタビューに答える芥川賞の川上さんは、大阪弁。まろやかで茶目っ気があり、非凡な女性との印象です。直木賞の桜庭さんは、一樹(かずき)って名前を聞いて、一瞬男性かと思いましたが、鋭い感性に包まれ、切れの良さを感じる女性。
今回の二つの賞もそうですが、最近の文壇、女性の優秀な作品が増えました。女流作家の時代を感じます。(平安時代もそうだったらしいですが)
文壇や芸術、音楽といった、「個」の分野では、女性の能力が発揮できますが、企業や組織、各種団体となりますと、まだまだ男社会。男女が平等などとはとてもいえません。
米国に40年以上に亘り、働く女性の地位向上を目的に活動する「カタリスト」(NPO・特定非営利法人)があります。1987年から女性の社会進出に貢献する企業に「カタリスト賞」の授与を始めています。
04年に36人だった管理職を07年に101人。女性役員も誕生させた「日産自動車」が日本企業ではじめて表彰されると発表がありました。素晴らしいことです。
日本の経営者も随分、女性を登用するようになりましたが、日産の社長はご存知、カルロス・ゴーン氏。「国籍や性別といった多様性の尊重こそ収益をたかめる」と受賞の弁。日本の経営者とは、考え方が違います。
「個」で能力が発揮できるようになってきた女性の地位も、企業・組織となると、やはり、黒船の力が必要ということでしょうか?
日本男子の経営者で「カタリスト賞」の表彰を、受ける日。何時来るんでしょね。
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