スマートパワー

まずは、状況を把握し、理解する能力を身に付ける。
リーダー像を語れるほど、研究したわけではありませんが、経済危機からの脱出を模索しても、先行きが見通せない現状では企業経営者を始め様々な組織のトップの舵取りはとても難しくなっています。
この時代、どんなリーダーが求められるのか?思わず、膝を叩いたリーダー評を読みましたので考えてみました。自分の描くリーダー像と重ねて頂ければと。
社会は、驚くほど複雑で、かつ、サイクルが短くなっています。金融経済の知識などは、生半可では、チンプンカンプンで良く分りません。技術開発のスピードも速く、商品の寿命も益々短くなっています。
消費者の嗜好も千差万別、傾向とか対策では読み切れない現状です。
リーダーがリーダーシップを発揮するには、従来型の英雄的なリーダー像では通用しなくなったようです。専門性は別としても、まずは、「状況を把握し、理解する能力」がなければ、現代民主主義社会においてはリーダーたる資格はなさそうです。
とくに、文化、民族、歴史への深い造詣。そして、力の資源配分状況を正確に掴み、ついてくる人々(フォロワー)のニーズに応え、時間的切迫性を配慮し、情報の流れなど、「状況を把握し、理解する能力」すなわち知性が必要です。と、書いてあります。なるほど、思うんですが如何ですか?
その評では、スマートパワーを身に付けるべきだと。リーダーとは、集団が共通の目標を設定して、それを手助けする存在と定義して、フォロワーをどれだけ動員出来るかに掛かってると仮定して。
リーダーシップを発揮するには、フォロワーをある程度強引に誘導するハードパワーと、フォロワーを惹きつけて仲間にするソフトパワーを効果的に組み合わせて用いる能力、(それをスマートパワーと言うそうですが)が必要だそうです。
なるほど。と、思うのですが、自分自身を振り返ってみますと、まず、知性が不足。人を強引に誘導するエネルギーが不足。ましてや、人を説得すり説明能力も不足。それに、スマートさも欠如。
折角、現代民主主義社会のリーダー評を、膝を叩いて読みましたが。
アラカンの私には、通用しないことが、分り、落ち込んでます。
若い優秀なリーダー候補諸君には、よく考えて頂ければと思います。
                                   Goto

コメント