呪縛(新閣僚の記者会見を聞いて)

絵に描いた餅ではないぞ
眠いよ??。昨日は、JLAA(日本地域広告会社協会)の中四国ブロック会議が広島県の福山市で開催され、広告業界のあるべき姿について熱い議論を交わし、帰岐が11時過ぎになりました。
が、帰宅して、テレビを付けましたら、鳩山内閣新閣僚の記者会見が行われていて、ついつい、菅直人さんの明快な所信と決意に始まり17人全員の思いを聞いてしまったので、寝たのが、午前2時になってしまった。
で、このブログを何時ものように、5時に起きて書いるので、とても眠いんです。
初々しい新閣僚の抱負を聞いて感じたことは。まず、折角の初記者会見。何事も始めが肝心。もう少し時間的な余裕を持って出来ないのか。司会者が時間の制約があるから、手短に話せだとか、質問は二点だけとか。慌てすぎ。これでは、先が思いやられる。
しかし、還暦を向かえ老化と体力、気力の衰えが気になる団塊世代としては、新閣僚の年齢。大方が60代なのが嬉しい。それも、この国を改革するのだという気概が溢れ、テレビ画面が燃えているようだった。我々もう一頑張りせねばと、勇気と元気を貰った。
とりわけ。藤井財務相(77歳)の迫力は凄まじい。高度成長の成功体験を引きずった前政権の経済政策の失敗を如何に改めるべきか。そして、日本経済は如何にあるべきかを見事に言い尽くしたのには、鬼気迫り、感動すら覚えた。
それに、官僚は中立的な行政技術者たれの一言に、脱官僚内閣の全てが凝縮されていた。
マニフェストの経済政策など中心部分を練り上げたのは、77歳の藤井裕久氏だったと確信した。
仙谷由人行政刷新担当大臣の明治以降120年続いた官僚主導国家を、キチンと総括するのが仕事だとの決意には、総括がなければ、前には進めない現実を如実に語った。
鳩山新内閣の重厚な陣立に、納得しつつ、午前2時になってしまいました。
国民は必ずしも民主党政権に期待をしていなかったと思う。むしろ、金属疲労をきたしている自民党政権を一度変えてみたい。民主党にやらして、だめならば、また、元に戻せばよい。と安易に考えていた。
勿論、その代表格がマスコミ。それが、新内閣の顔ぶれと、彼らの熱い発言を聞いて、ちょっと待て、これは、本気で日本を改革しようと思ってる。ひょっとしたら、マニフェストは絵に描いた餅ではないぞと、驚いた記者会見だったのではないかと思う。
そうでなければ、日本のジャーナリズムは、歪んでいるといわねばなるまい。
新閣僚の熱い抱負を聞きながらの感想でした。
眠いんですが、なぜか積年の呪縛から解き放たれた、清々しい気分です・・・・・・・・。
                                 Goto

コメント

  1. Goto より:

    まだ、新内閣が発足して1週間しか経ってませんが、随分、色々な事があった気がします。しかし、この政権が、8年以上続くことになろうとは、まだ、多くの人が気付いていないのが、不思議ですね?一内閣一大臣は言明していませんが、副大臣、政務官を充実させてますので、足元がしっかりしてくると思いますね。
                     Goto

  2. たんぽぽ より:

    わたくしも2時まで拝聴いたしました。かつてない自分の言葉でどの大臣も話されていました。
    テレビは怖いなあと思ったことは、ちいさなことですが、国家公安委員長はじめほとんどの大臣は、国旗にお辞儀をして、壇上にたたれましたが、防衛大臣が、国旗に一礼がなかったことが残念でした。私も姿勢が悪いので気をつけねばと思いました。論客内閣に幸あらんことを望みます。