訳あり

みんなが欲しがるものを極限まで安く提供する・・・商売の鉄則です。
今年の消費トレンドは不況の影響を受け、シンプルなものや、訳けありなものが、売れているようです。
シンプルも極まれりで、羽まで取っ払ってしまった扇風機(どうやって風を送るんですかねー)だとか。
製品にメーカーの名前もタッグもない商品だとか。兎に角、日本人と言うのは、極端から極端に動く民族で、シンプルと言えば、とことんシンプルにするようです。技術革新に繋がるならば、シンプルも良しです。
シンプル・イズ・ベストをモットーとする私にとっては、好ましい傾向ですが・・・・。
「訳あり」なんて、意味ありげな商品も人気だと聞くと、好奇心旺盛な人や噂好きにはたまらないのでしょうが、所詮は、真直ぐなキュウリが1本58円で、曲がったキュウリが15円。訳ありは曲がっているだけ・・・・。
最近は、割れせんべいだとか、キズもの明太子だとか・・・・。
味が同じで、見栄えで値段が決まるなんて。商品が可哀想。私の心情にも反します。
「訳あり」と言う名のデフレ対策、営業戦略がトレンドになるのは淋しい時代なのかもしれません。
そもそも、消費者は王様なんて、さんざん煽った高度経済成長の後遺症でモノの価値が分からなくなっってしまっていたのが、このデフレで価値を見直すならば、不況にも社会的な意義があるのではと思います。
消費トレンドを、見抜く目を養わなければ、収縮経済に生き残ることができないとなると厳しいモノがありますが、「皆が欲しがるものを、安く提供する」経済原理が分かっていれば悩むことはないのかもしれません。
しかし、消費トレンドもシンプルには納得できるのですが。訳ありが流行するようでうは、首を傾げざるを得ません。         Goto

コメント

  1. ぽち公 より:

    大きな会社ほど世の中どれだけずさんなのかが見られますね。
    お金の流れが狂ってしまい悪循環を引き起こすので気をつけて欲しいものです。