神無月・・・・・の風情を楽しむ。
季節の移ろいは早いモノですね。近在の富有柿がオレンジ深め、目前の桜は葉を一斉に、茶色く染まり、冷んやりとした朝ぼらけに夜長を・・・まだ、惜しむように、虫の音が聞こえます。
先週、久々に、旧友を温め、銀座の夜を徘徊・・・・東京泊り。
二日酔い気味の頭をフリフリ、大窓のカーテンを開けますと、東京の下町が静かに明ける。
まだ、街は目覚めていませんでしたが、左手には、日本銀行、両国国技館、江戸東京博物館。正面には、日本橋三越、明治座。遠くに幕張副都心。右手に中央大橋の橋脚、佃島のマンション群があり、その先には、うっすらと、房総半島が。
自宅の小窓からみる長閑な、風景とは大違い。柿の木も、虫の音も、自然の風情はまったく感じられませんが、壮大な幾何学模様のビル群に・・・・これでもかと、迫る人の力・・・・
しまった。ウォーキングウエアがない。と、思いながら、ワイシャツにスーツのズボン姿で、三越前を通って、日銀まで、所々に残る江戸情緒に驚きながら、ショートウォーキングを楽しんで。帰路の新幹線。
例によって、読み掛けの本から、ふと、眼をやりますと、なんと、冠雪はありませんでしたが、抜けるような秋晴れを背景に富士山がデンと。壮大な幾何学模様のビル群も、富士山の迫力には到底及ばぬと、思わず、車窓から、手を合わせてしまいました。
今日から神無月・・・月日の経つのがなんと早いことか。 Goto
コメント
その通りですね。
岐阜の田舎でもそんな傾向ですが。
江戸で、電車に乗りますと、昔は、本を開く人が五割程でしたが、今は、八割が、携帯、スマートフォンで、情報のやりとりです。
殺伐とした社会の象徴でしょうか。
何時の間にか、桜の葉が散ってしまいました。秋が深まってますね。Goto
こんばんは。
金木犀が満開です。
鼻からいっぱい息を吸い込む。
お店中に、漂う甘くていい香り。
なのに、みな下を向いてばかり。
みな、スマートフォンばかりを見ています。
上を向いて歩こう!
上には感性豊かなものがあふれてますね。
空、星、雲、野辺の木々、そして金木犀。
読書の秋、熱燗の美味しい秋、
スマートフォンをしまって
上を向いて歩く秋にしたいですね!