増税は嫌です。

最後は国民の覚悟だと思うのですが。
新聞各紙の論調が、珍しく一致しているのが、消費税増税。
野田首相は、党首討論で、年内に素案を示すと、明言。いよいよ、増税を挟んだ政治の季節。
だれもが、増税は嫌です。できうれば増税なく、健全な財政にと思うのですが。歳出の50%以上を借金で賄う不健全な状態が3年以上も。これでは、国が立ち行かなくなるのは・・・・・。
今年は、特別な年になりました。あの大震災を目の当りに、すべての日本人が、我々は被災者と共にある。分かち合い、絆を深め、共に生きねばならぬと、覚悟したはずです。
しかし、喉元過ぎれば・・・・なんとかと、申しますが。まだ、原発事故の後遺症は燻り、被災地の冬は厳しさを増している状態なのに、もう、他人事。自分さえよければで、嫌なことは先送り。そんなことで、良いのでしょうか?
消費税増税に関し、新聞の論調は、要約すれば、二点。公務員制度を実力本位に改革し、厳しい世の中とかけ離れた甘えの身分保障や天下りを廃止せよ。公僕として、まず、身を削れ。
政治家には、議員定数を減らし、もう少し、まともに勉強して真剣に政治に取り組め。その覚悟が、無さ過ぎる。政と官は、ぬるま湯に浸かってないで、範を示せ。そうせねば、国民に負担を迫る事はできぬ。で、大方一致しています。
その通りだと思います。ポピュリズムを背景に反対論が与野党から強まると予想されますが、新聞の矜恃を貫き、論調変えないで欲しい。取り分け、朝日新聞には。
政と官に覚悟ができたら。いや、覚悟ができなくとも、国民は覚悟をせねばならないと思います。為政者が身を削らぬのに、なぜ、国民が増税を甘んじねばならないのか?なんて、理屈は間違いです。
この国が財政危機を招いたのは、他ならぬ、国民のわがまま。自制心の無さに他なりません。
私達はあの大震災の折。被災者と、ともにある。そのためには、分かち合う精神を発揮すべきだと覚悟したはずです。増税は嫌です。でも、嫌では通用しません。政治家の責任でも、官僚や役人の怠慢でもない。国民が覚悟せねばならない時が来たと思うのですが、格好良過ぎるでしょうか?安易に過ぎるでしょうか?
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コメント

  1. リミスキー より:

    その通りだと思います。
    が、平等の不平等がどうも気になります。
    格差社会の弊害でしょうか?
    アメリカ式資本主義の結果でしょうか?
    なんか自分の中でも価値観が、心から物に変わってしまっているような気がして、・・。反省しきりです。あとやはり自分も含め国中が自己中になっているのを壊さないといけないですね。