ライフスタイル

村上文学は日本の若者には、もはや陳腐なのかもしれない。
そんなに大上段に降り被らなくても。若者とは感性が違うこと、認めたらと。村上春樹さんの話題作1Q84題材に村上文学を毛嫌いする私に、やんわりとご意見を頂きました。ありがとうございます。
そうですよね。人それぞれ。そんなに向きになることもありませんね。それに。初版であれだけ大騒ぎになった1Q84って、若者が列をなして買い求めた。なんてニュースになったのですが。実売部数は20万部ほどですって。以外と読まれなかったのですね。だから、文庫本で再チャレンジ。
新し物好きの私はそれに、引っ掛って。言わずものがな。だったんですね。しかし、村上作品は世界40カ国で翻訳され、読まれているそうで。取り分け、中国の若者には大人気。「1Q84Book1」の初版部数は120万部だったと。(日経)
なぜ。中国の若者が「村上文学」を好むのか、中国人留学生が研究会を発足、分析している。
それによると「村上春樹の小説やエッセーに書かれる都会的なライフスタイルに憧れる」からだと。
今の中国の若者の多くは一人っ子で孤独な上、両親と祖父母の生活も背負わねばならない。しかし、現実は厳しく鬱病が増えているそうで、村上文学に漂う「孤独と喪失感」に共感するんですって。だから、父に反発する「海辺のカフカ」が好まれてると。
中国現実社会のひずみ。一人っ子政策が投影されていて面白い評論だと思うのだが。日本の若者が村上文学に傾注するのはなぜなんだろう?日本では村上作品は米国の都市文化の影響が色濃いと言われているが。小説に巧みに音楽が組み込まれているのが都会的だからでないだろうか。
まさか。中国同様、少子化で社会保障費を一人の労働で何人も背負うことが村上作品が読まれる要因だとは思えないが。ひょっとしたら、日本での村上春樹の読者層って。1Q84初版20万部が本当だとすれば。もはや、若者ではなく、ただの、新し物好きの、中年層じゃないか?
村上作品のライフスタイル。日本の若者には陳腐に写っているのではと思うのだが。まだ、大上段に振り被っていますかねぇ?Goto

コメント

  1. Goto より:

    裁判は裁判官の心証をどちらが取るかがすべてです。
    取り分け、民事は、心証を得られなければ、敗訴です。見た目とか、言葉使いで決まります。弁護士も、心証を取ろうと、おべっかです。なにが真実か。なんて、そんなにわかりませんから。Goto

  2. レモンハート より:

    参考になれば^^
    このようなドラマでした。
    名張毒ぶどう酒事件 
    タイトトル『約束』でした。
    http://tokai-tv.com/yakusoku/index.html

  3. レモンハート より:

    こんにちは。
    『名張毒ぶどう酒事件』
    先日、録画しておいた奥西勝さんのドラマ(東海TV)をみました。観ていて苦しくなりました。涙がでました。怒りが込みあがりました。
    今まで、50人以上の裁判官が物証のない事件の再審請求を棄却。裁判官は再審を認めれば、退職もしくは、エリートコースからはずれ地方に追いやられるそうです。それを覚悟して、正義を訴える裁判官がいないのが残念でなりませんでした。
    また、再審を認めることが裁判官の出世への傷になるシステムにも疑問を持ちました。
    司法とは、何かわからなくなりました。
    そんな悪魔のような裁判所でも、奥西さんは再審を信じつづけてます。何度も裏切られながらも信じる。再審の門を開くことは裁判所しかできないからです。すがるという言葉が適切かもしれません。
    名古屋高等裁判所は、「疑わしきは被告人(再審請求人)の利益に」という「刑事裁判の鉄則」を逸脱し、司法の真実に対する謙虚さや公正かつ厳正になされるべきはずの「国民の裁判を受ける権利」を踏みにじっています。検察についても同様です。奥西さんは現在86歳。死刑をせず、獄死を待つ、裁判所と検察。
    今、大切なのは間違いを正す素直な心じゃないのかと思えてなりません。
    かなり脱線しましたが、本・ドラマ・映画は、
    ファッションやライフスタイル、あこがれの生活よりも、東海TVさんのドキュメントドラマのような良質なものが支持されることを期待したいです。