企業広告はメセナを感じさせて欲しいものです。
私のブログは一日読み切り。連載はありませんし、同じテーマで、何度も書くことも、極力控えています。が、ブログ書き始めて、約4年。新聞命の私としては、最高の新聞広告だと、感動。
思わず、広告をみて、心底手を差し伸べたいと思ったのが、「ドナルド・マクドナルド・ハウス財団」の難病治療で自宅から、遠く離れた病院に入院する子供の不安を解消するため、両親が付き添う「ドナルド・マクドナルドハウス・名大病院」建設への支援、寄付広告です。
この広告については、一度で風化させてはいけない。財団だけに任せてはいけない。一人でも多くの人が。一社でも多くの企業が支援すべきではと思い。何度も、何度も、書かねばならないテーマではと感じています。
そのマクドナルド、7/6付。読売新聞に「フルスイングで、生きよう。」(写真参照)のコピーに、あの、長島茂雄が、右手にマックを持ち「ビックな夢を見よう」とプロ野球を応援する広告を掲載しました。
財団とマクドナルドとは違います。同列に扱うつもりはありませんが。
新聞広告の価値を高めたいと願い、生業とするモノとしては、「何となく違和感」を覚えます。
違和感は、最近のドラゴンズ。監督とヘッドコーチが、采配を巡って、意見が対立。ベンチの雰囲気とともに、今季の優勝が遠ざかりつつあるからではありません。また、週刊誌を賑わした過去の問題に発奮して、首位独走固めるジャイアンツを恨めしく思うからでも、ありません。
サッカーを始めとする様々なスポーツが、五輪を契機に底辺を広げつつあります。プロ野球斜陽化の時代に、なぜ、マックがプロ野球を活用するのかを疑問に思うからでもありません。
常に、時代をリードし、日本の食生活をアメリカナイズしようと果敢に事業展開するマクドナルド。そのマクドナルドにしては、事大主義の読売新聞を使う、あまりにも陳腐な企画に、崇高な財団思想や真摯なメセナへの取り組みが色褪せるのではないかと思うからです。
長島茂雄衝撃のデビュー。4打席。4三振。あのフルスイング。往年の野球少年としては、自らの青春とダブルのですが。この国を、ここまで元気を無くさせた原因が、新聞メディアの過剰な自虐思想に起因すると思う私には、「マック」お前もかと、失望感が漂います。Goto
追伸
東京ドーム以外の球場でも、やって欲しいね。それにしても、統一球で、ホームランが、極端に減った、今シーズンにこの企画。セコイね。マクドナルド。責めて、ロンドン五輪で日本選手がメダルを獲得した日に、ビックマックで日本を盛り上げて欲しい。
7/6読売新聞
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