憂国の士

老兵は死なず。ただ、消え去るのみ・・・
美濃路に名産の富有柿が色づき。収穫の最盛期を迎えました。
今年は夏の日照時間が多く、例年より甘味が増したようです。
たわわに実る柿を眺めながら、巡る季節のスピードが年々速くなるのは歳のせいでしょうか。
石原慎太郎氏が、東京都知事を投げ打って、国政に復帰するとの報に、政界の混迷、一段と拍車が掛かっています。お前も何かコメントせよと、言われますので、一言、二言。
メディアに。高齢と知事を任期途中で辞職した点を批判してますが。木を見て森を見ずですね。
青春とは年齢ではないでしょう。記者会見で、橋下徹さんへのワンポイントだと、明言してるんですから。都政では限界。国の統治機構を変えねばとも。任期途中辞任の批判はあたらないのでは。
人生最後のご奉公も。本音でしょう。国の会計基準を単年度会計から、複式に。誰かがやらねば。箸の上げ下ろしまで差配する省益主義をぶち壊す。閉塞の元凶です。誰が打破できるのか。
小泉政権で自民党をぶち壊す。民主党政権で140年続く律令国家から政治主導に。
失敗しましたが、石原さんの思いは、その流れを組んでいます。
ただ。10/22付。朝日新聞朝刊。座標軸。「岐路に立つ私たち」ナショナリズムのタイトルで、論説主幹が、「ナショナリズムは民主主義の土台にもなる」と警鐘を鳴らしているが。石原氏の国粋主義が、グローバル化する国際社会に対応できないのは確かです。なぜ、朝日がその論陣を張らないのか?これからだと思うのですが。どうした朝日と申し上げたい。
私の憂国の士・石原慎太郎氏へのメッセージは、齢を重ね、誰憚ることなくモノが言えるからと、如何なる暴言を吐いても良いことにはなるまい。このまま突き進めば、メディアにとっては面白いネタであろうが、この国にとっては、ただ、老害でしかない。ここは後進に道を譲り、老兵は消え去るのみであろうと、申し上げたい。
それにしても、あの太陽の季節が、80歳とは、季節の巡りは速いモノです。Goto

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